国内デベロッパーSTP WORKSは9月3日、アクションゲーム『フードデリバリーバトル』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、9月10日まで10%オフの369円で提供中だ。
『フードデリバリーバトル』は、制限時間内に可能なかぎり多くの配達をこなすデリバリーアクションゲームだ。プレイヤーは配達員となり自転車に搭乗し、ロケットや衝撃波、巨大化などのアイテムを駆使してライバル配達員などの障害を吹き飛ばし、顧客に料理をお届けする。緑色の枠で商品を受け取り、爆走の末に黄色い枠に停車して手渡すというゲームプレイはセガのドライビングゲーム『クレイジータクシー』を彷彿とさせる。自転車は仕事の報酬で強化でき、最高速を決めるギアや加速性能に関わるペダルなど、複数のアップグレード対象が存在する。
本作のもうひとつの特徴は、VRoid Hubからプレイヤーキャラクターを取り込める点だ。VRoid Hubはピクシブ株式会社が運営する3Dキャラクター投稿・共有プラットフォーム。同サイトには多くの3Dモデルが投稿されているほか、関連サービスVRoid Studioなどで自らオリジナルの3Dモデルを作成し、投稿することも可能だ。本作のVRoid Hub対応により、プレイヤーは好みのキャラクターで料理配達に興じられる。ただ、他者が制作・投稿したキャラクターモデルについては利用条件がまちまちであり、権利関係には留意したい。
『フードデリバリーバトル』はVTuberやゲーム実況者など、コンテンツクリエイターを意識して制作されているようだ。Steamストアページでは、本作を利用した動画配信や収益化を許可する旨が明示されている。上述の通り本作はVRoid Hubからのキャラ取り込みに対応しているため、VTuberがゲーム内に直接登場してプレイするような動画が登場しそうだ。
なお、本作はNintendo Switch向け移植費用の確保のため、Kickstarterにてクラウドファンディングを募っていた。結果としてゴールの5万円に対して11万円以上の支援が集まり、ストレッチゴール達成の上で終了している。発売時期などは未定ながら、Nintendo Switch向け展開に期待できそうだ。
『フードデリバリーバトル』はPC(Steam)向けに現在配信中。9月10日まで10%オフの369円で提供中だ。