洋館探索3Dホラー『夜詛~YASO~』デモ版が公開。2021年9月リリース予定の、『GOHOME』開発者による新作

市松人形VTuberとして活動する市松寿ゞ謡氏は8月13日、『夜詛-YASO-』のデモ版を公式サイト内にて公開した『夜詛-YASO-』は、レトロモダンな洋館を探索する3Dホラーゲームだ。

市松人形VTuberとして活動する市松寿ゞ謡氏は8月13日、『夜詛-YASO-』のデモ版を公式サイト内にて公開した。発表にあわせて、Steamのストアページも公開中。ストアページの表記によると、本作は2021年9月30日のリリースが予定されているようだ。
 

 
『夜詛-YASO-』は、レトロモダンな洋館を探索する3Dホラーゲームだ。舞台は明治時代末期。本作の主人公である桐間昌佳(きりましょうか)は、気づけば見知らぬ洋館にたたずんでいた。桐間昌佳は、自身が何かをやってしまったという感覚や、このままにしていいのかといった疑問を抱えているものの、自分が何をしていたのかも含めて前後の記憶がはっきりしない。

そんな中、彼女は洋館から帰ろうとするが、お守りとして大切にしていた折り鶴をどこかに落としたことに気づき、折り鶴を探して洋館内を探索することになる。しかし、洋館にはどこか不穏な気配が漂っていた。静まり返った洋館に響く足音。蘇る過去と罪の記憶。時折見えるなにかの影。桐間昌佳は、洋館を探索する内に自身の現在と向き合っていく。
 

 

 
桐間昌佳は、折り鶴を探そうと踵を返すが、洋館の中はどこも鍵のかかった扉ばかりである。そのため、まずはカギを探して洋館内をさまよい、解錠した部屋で新たなカギを入手。時折発生するイベントもこなしつつ、洋館内の探索を進めていく。探索の進行に応じて、洋館内部の様相も少しずつ変化。探索中に描写される回想や独白によって、主人公の謎も徐々に明らかとなる。静まり返っレトロモダンな洋館や謎めいた主人公によって、恐怖体験が描かれていくのだろう。
 

 
本作を開発しているのは、2020年に『GOHOME』をリリースした市松人形VTuberの市松寿ゞ謡氏だ。前作『GOHOME』では、怪異との接近時に大音量のクシコスポストが流れるなど、個性的な表現や独自の世界観が作中で展開。Steamのストアページでは、120件以上のユーザーレビューにより非常に好評を獲得している。

『夜詛-YASO-』デモ版では、洋館の探索や怪異との対決など、本作の雰囲気が確認できる。アクション要素が強めだった前作と変わって、ウォーキングシミュレーターとも称されており、製品版では3種類のエンディングが導入予定となっている。また本作では、フルボイスによる演出が予定されており、デモ版の最後に流れるエンドロールによると、プロの声優もキャストとして参加しているようだ。
 

 
夜詛-YASO-』は、2021年9月にPC(Steam)向けとして2000円程でリリース予定。製品版では、日本語以外に英語/簡体字/繫体字へも対応するそうだ。また『夜詛-YASO-』デモ版のダウンロードリンクは、市松寿ゞ謡氏の公式サイト内にて公開されている。

【UPDATE 2021/08/14 15:10】登場人物の名称を訂正。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2529