『オーバーウォッチ』にチャット無効化オプション追加。より手軽に、コミュニケーションとフィルタリングが可能


Blizzard Entertainmentは8月11日、オンライン対戦FPS『オーバーウォッチ』にアップデートを配信した。テキストチャットのON/OFF機能をメインに、いくつかの細やかな修正がおこなわれている。


『オーバーウォッチ』は6対6の対戦モードをメインとした、競技性の高いオンラインFPSゲームだ。各チームは攻守に分かれ、「ポイントを一定時間占拠しつづける」「輸送物をエスコートする」などの目標を達成、あるいは妨害して勝利を目指していく。個人のスキルはもとより、プレイヤー間の連携が重視される設計になっている作品だ。そのため、試合中のテキストチャットやボイスチャット、定型文機能などを利用してのコミュニケーションが勝利の要となっている。

今回配信されたパッチで追加されたのは、マッチ中に利用できる各種テキストチャットのON/OFF機能だ。本作で試合中に利用できるテキストチャットとしては、マッチに参加している敵味方全員と喋ることができるマッチ・テキストチャット、マッチされた味方のみと会話できるチーム・テキストチャットなど4種類に分かれている。今回のアップデートにより、それぞれのチャットを表示するか否かの設定ができるようになった。


前述の通り、試合中のテキストチャットは連携を取るために非常に大切な要素だ。しかしながら、チャットでの会話が常に有用なものであるとは限らない。競技性が高く白熱しがちで、それぞれのチームメンバーが役割を持つ『オーバーウォッチ』では、中傷や煽りなどの有害なチャットが発生することも少なくはないのだ。そのため、本作には不適切なチャットのフィルタリングなどの機能が存在しているほか、「チャットは見ないようにして定型文機能しか使わない」といったプレイヤーも少なくない。

そのため、チャットの無効化機能については以前からしばしばプレイヤーの要望として上がる要素だった。実のところ、チャットを無効化する手段については以前から存在した。しかし、利用するためには、Control+Shift+Cというショートカットキーや「/hidechat」というチャットコマンドの入力が必要だったのだ。いわば「少し隠れた」機能となっており、無効化するチャットを選択できず、入力のひと手間も存在した。今回の機能追加によってオプションから好みのチャットのみを表示設定することが可能になり、利便性が増した。


今回のパッチではほかにも、マップ「JUNKERTOWN」にて攻撃側第1スポーン地点付近の建築パネル上にプレイヤーが立ててしまう現象や、アナのスキン「ハロエリス」およびファラのスキン「ロケットギター」の不具合修正などがおこなわれている。詳細は公式パッチノートを確認されたい。