『ロケットリーグ（Rocket League）』のシーズン4が、日本時間8月12日0時から開幕する。これに先立ち開発元Psyonixは、シーズン4にて登場するコンテンツや新要素などについて発表した。しかしそのなかで言及されたカジュアルマッチの変更点について、一部のファンから不満の声が出ているようだ。海外メディアPC Gamerが報じている。
『ロケットリーグ』のカジュアルマッチは、ランクアップを目指すコンペティティブモードとは異なり、文字どおりカジュアルに対戦だけを楽しみたいプレイヤー向けのゲームモードだ。開発元Psyonixは、カジュアルマッチの試合途中にチームメイトが退室してしまった場合、残されたプレイヤーはフラストレーションが溜まるだろうとして、シーズン4にて対策を講じるとした。
その対策はというと、試合序盤での途中退室を繰り返すプレイヤーに対して、カジュアルマッチを一定時間プレイできなくなるペナルティを与えるというものだ。1日に何回途中退室したかによって処分の重さが7段階で変わり、1回であれば不問。2回なら5分間、3回は10分間、4回は20分間と増えていき、7回以上だと2時間のあいだ、カジュアルマッチにマッチングできなくなる。下された処分は、12時間待つことで1段階軽減されるという。
このほか、いわゆるランクマッチであるコンペティティブモードと同様に、あるプレイヤーが途中退室した場合、そこで試合を放棄するかどうか、残されたチームメイトが投票によって決められるようになるとのこと。なお、途中退室したプレイヤーは、同じ試合にふたたび参加することはできない。また、3点以上の差がついている試合の場合は、プレイヤーの補充をおこなわずBotで埋めるようにも変更された。
今回示された、シーズン4にて実装されるカジュアルマッチの仕様変更について、特に途中退室プレイヤーへのペナルティに関しては、コミュニティ内から不満の声が聞かれる。つまり、カジュアルに楽しみたいからカジュアルマッチを選んでいるのに、罰則がつくということに納得がいかないということのようだ。
そうした不満を表明したRedditへの投稿には、本稿執筆時点で1万3000件以上ものUpvote（支持）が投じられている。コメントを見てみると、家庭内でのさまざまな事情によって、途中退室せざるを得ないこともあるだろうという意見や、ペナルティを恐れて退室しないまま放置するプレイヤーが増えるのではないかと危惧する人もいる。一方で、気軽に途中退室されることが嫌でコンペティティブモードしかプレイしていないため、今回の変更を歓迎するという声もある。
こうした反応を受けて開発元Psyonixは、試合序盤での途中退室を繰り返すプレイヤーに対し段階的にペナルティを与え、また1日1回であれば処分なしという仕様は、妥当だと考えているとコメント。実際に本作に導入されれば、プレイヤーは適応し、プレイの質も向上していくだろうとした。ただ、コミュニティ内でどのような影響が現れるのかについては、継続的に監視していくとも述べている。
『ロケットリーグ（Rocket League）』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。後方互換機能によりPS5でもプレイ可能だ。そしてシーズン4は、日本時間8月12日0時から開幕予定。その準備のためのアップデートは、各プラットフォームにて配信開始している。
