『BLUE REFLECTION TIE/帝』Steam版は11月9日発売へ。謎めいていたゲームプレイの詳細についてもどどんと公開

コーエーテクモゲームスは8月9日、配信番組“実機プレイ初公開! 「#ブルリフT」夏休み特別生放送”内にて、『BLUE REFLECTION TIE/帝(ブルーリフレクション タイ)』のSteam版を2021年11月9日に発売すると発表した。発表にあわせて、ココロトーブの探索やデートシステム、バトルの映像も収録したプロモーションムービーも公開されている。

コーエーテクモゲームスは8月9日、配信番組“実機プレイ初公開! 「#ブルリフT」夏休み特別生放送”内にて、『BLUE REFLECTION TIE/帝(ブルーリフレクション タイ)』のSteam版を2021年11月9日に発売すると発表した。通常版の価格は税込8580円。PlayStation 4/Nintendo Switch版は10月21日発売予定となっている。発表にあわせて、ココロトーブの探索やデートシステム、バトルの映像を収録したプロモーションムービーも公開されている。


『BLUE REFLECTION TIE/帝』は、コーエーテクモゲームスのガストブランドが手がける、夏の世界に閉じ込められた少女たちのRPG。『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』を原点に描かれる「BLUE REFLECTIONプロジェクト」の一作でもある。本作の主人公である星崎愛央は、期末テストで赤点を取ってしまい、夏休みの学校で補習を受ける予定になっていた。しかし彼女は、学校へ入ったところで見知らぬ世界へと迷い込んでしまう。

そこは、ぽつんと学校だけが存在する夏の世界。学校では記憶を無くした3人の少女が暮らしており、星崎愛央は元の世界へ戻る手がかりを探しながら、彼女たちと共同生活を送ることになる。また、それからしばらく経ったある日、学校だけがあった世界に、どこか見覚えのあるものが不規則に存在する“空間ココロトーブ”が出現。少女たちは、空間の探索と学校での非日常を送りながら、元の世界へ戻るための夏の旅路を歩む。


少女たちがココロトーブと名付けた不思議な空間には、記憶の欠片が点在している。記憶を失った少女たちは、記憶の欠片を手に入れることで失った記憶の一部を取り戻し、記憶はやがて世界の謎を解く鍵にもなっていくという。

一方、ココロトーブにはモンスターも生息している。探索中、窮地に陥った際に不思議な力を手にした彼女たちは、リフレクターに変身してモンスターと戦闘を繰り広げる。バトルでは、リアルタイムに進行するシステムを採用。時間経過で蓄積するエーテルポイントや、スキルの使用によってエーテルポイントの蓄積速度が加速する要素なども存在している。また強敵との戦闘時に敵を怯ませると、1対1のバトルが発生するインファイトバトルに発展。インファイトバトルでは、互いの行動がスピードアップし、攻撃や回避を連続で繰り出すようだ。


ココロトーブの探索では、材料や食材なども獲得できる。集めた素材は、工作によって料理やアイテムを作成できるほか、新たな施設の建設も可能。少女たちは、自分たちの立てた学校魔改造計画によって、たこ焼きの屋台や海の家風の秘密基地などを建て、学校を好きなもので溢れた空間へと変えていくようだ。そのほかキャラクターとしては、『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』の主人公である白井日菜子、スマートフォン向けに展開予定の『BLUE REFLECTION SUN/燦』にも登場する春日詩帆、TVアニメ「BLUE REFLECTION RAY/澪」の主人公である平原陽桜莉も登場する。


放送内には、本作のキャラクターデザインおよび監修を務めるイラストレーターの岸田メル氏も登場。各キャラクターの紹介時には、デザインや性格に関するコメントも添えられていた。本作に登場する平原陽桜莉は、アニメ版に登場した彼女と一部デザインが異なっている。同氏によると、平原陽桜莉にはアニメになる前のプロトタイプのデザインがあり、アニメ版では動かしやすさなどを考慮して髪型や衣装が変更された。ゲームでは、元々のデザインを活かした衣装になっており、髪型も元のデザインではアニメ版より長かったため、アレンジとしてゲームでは髪が少し長くなっているそうだ。

また本作のプロデューサー細井順三氏と土屋暁氏も登場し、本作について語られた。本作では、誰もが通ってきたと思われる、中学や高校時代の夏の淡い思い出を表現することを大事にしているとのこと。具体的には、夏の情景描写や少女たちの表現力の向上などさまざまな部分で工夫が込められているという。顔がアップになった際にも引き込まれるように、瞳の表現一つにもこだわりをもっていろんな処理が盛り込まれているなど、ガストブランド史上初の表現もたくさん使われているそうだ。

そのほか、PlayStation 4版を使用した実機ゲームプレイも公開。白井日菜子の依頼を受けて食べ物の自動販売機を作ろうと、日菜子のココロトーブへ探索に行く様子が公開された。ココロトーブは各キャラクターごとに用意されており、内部は各キャラクターの心を表現。探索中にも物語を彩るようなワードが登場し、探索を通して物語の本質に迫っていけるという。実機ゲームプレイでは、ゲーム序盤の内容や靭こころとのデートシーン、成長要素についても紹介されている。


BLUE REFLECTION TIE/帝』は通常版税込8580円で、PlayStation 4/Nintendo Switch版が10月21日、PC(Steam)版が11月9日発売予定。スペシャルドラマCDや描き下ろしB2布ポスターなどが付属するプレミアムボックスは、税込1万1935円。イラスト設定集や描き下ろしバスタオル、スクールバッグなど、プレミアムボックスの内容にさらに特典を追加したスペシャルコレクションボックスも、税込2万2110円で販売予定となっている。


また、『BLUE REFLECTION TIE/帝』のサウンドトラックについても発表された。約40曲を収録したCD3枚組、税込3960円で10月20日に発売予定。前作『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』では、サウンドトラックがプレミアムボックスに同梱されていたが、10月20日には前作のサウンドトラックの単体発売も開始される。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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