アイドル育成・事務所経営SLG『アイドルマネージャー』パッチv.1.0.2配信。プロデューサーの影響力スキルによって、アイドルに手を出しやすくなる

PLAYISMは8月8日、『Idol Manager(アイドルマネージャー)』にてv1.0.2を配信した。今回のアップデートでは、シングルの発売頻度が高くペナルティが発生している際に、発売ボタンがオレンジへと変更されるようになった。

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは8月8日、『Idol Manager(アイドルマネージャー)』にてv1.0.2を配信した。同バージョンではスタッフの経験値獲得量の増加や、主人公の影響力スキルの効果の追加、バグ修正などがおこなわれている。


『Idol Manager』は、ロシアのインディーゲームスタジオGlitch Pitchが開発している、アイドル育成・事務所経営シミュレーションゲームである。本作のプレイヤーは、日本で小さなアイドル事務所を立ち上げたばかりの、経営者兼プロデューサーだ。

ゲーム開始時点の事務所には、所属アイドルはおろかスタッフもいないため、まずはオーディションによってアイドルの原石を募集。彼女たちのパフォーマンスをトレーニングで磨きつつ、シングルの発売や営業でファンを増やし、エンターテイメント業界の制覇を目指していく。また本作のアイドルたちは、スキャンダルやSNSの炎上など、さまざまな事態を引き起こす。アイドル同士やプロデューサーとアイドルの恋愛、いじめといった要素も取り入れられており、アイドル業界の闇の部分も表現されている。


今回のアップデートでは、シングルの発売頻度が高くペナルティが発生している際に、発売ボタンがオレンジへと変更されるようになった。本作においてシングルCDのリリースは、収入源の一つである。シングルが安定して数万枚売れるようになると、一回の発売で数千万単位の収入が得られるほか、売上が見込めない弱小事務所であるうちも、リリースをきっかけとしたファンの増加が見込める。

事務所としては矢継ぎ早にシングルを出したいが、ファンの懐事情などを考慮してか、本作には前回のCD発売から約1か月以内に2枚目以降を発売すると、売上が大きく落ちる仕様が導入されている。しかしこれまでは、マウスオーバーによって注意書きこそ表示されるものの、発売ボタンの見た目に大きな変化はなく、うっかり発売から間を置かずにリリースしてしまうことがあった。今回のアップデートでは、ペナルティの期間中はボタンがオレンジへと変化するようになり、視覚的にわかりやすくなったわけだ。


またv1.0.2では、主人公の影響力スキルに効果が追加された。本作では、主人公はアイドルをプロデューサー室へ呼び出し、1対1で会話可能。会話時には、アイドルを口説く選択肢“アタック”も用意されており、上手くいけばプロデューサーはアイドルと恋愛関係になれる。今回のアップデート後からは、影響力スキルによってアタックの成功率が変化する。さらにアイドルとの会話後、同じアイドルと会話する際には、7日のクールタイムを経る必要があったが、影響力スキルの半分クールタイムが減少、アイドルにいじめをやめさせたり、卒業時期を伸ばしたりなど、アイドルに干渉する際に使用する“影響力”の獲得量も、影響力スキルによってボーナスが発生するよう変更されている。プロデューサーは、アイドルとの恋愛関係も含めて影響を及ぼしやすくなったわけだ。

そのほか今回のアップデートでは、スタッフの経験値取得量の向上や、卒業時にスタッフとして雇用したアイドルのステータスが上方修正。バグ関連では、メンバーにいじめを辞めさせた直後に再度いじめが始まる問題などが修正されている。Mod関連では、BGMの差し替えにも対応したようだ。


『Idol Manager』は日本語に対応し、PC(Steam)向けに税込1980円で販売中。リリース当初は、ストアページがValveの審査の結果成人向け指定になっていたが、現在は全年齢向けに変更されたようだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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