アイドル事務所経営シム『アイドルマネージャー』最新アプデで、アイドルの給与が低すぎる場合にペナルティが入る調整実施。低賃金で働かせる手法が横行

PLAYISMは8月1日、『Idol Manager(アイドルマネージャー)』にてアップデートを配信した。アイドルの給料が低い場合の調整や、アイドルの給与が高すぎる状況にて発生するバグ修正などがおこなわれている。

弊社アクティブゲーミングメディアのインディーゲームブランドPLAYISMは8月1日、『Idol Manager(アイドルマネージャー)』にてアップデートを配信した。同アップデートでは、アイドルの給料が低い場合の調整や、アイドルの給与が高すぎる際に発生するバグ修正などがおこなわれている。


『Idol Manager』は、ロシアのインディーゲームスタジオGlitch Pitchが手がける、アイドル育成・事務所経営シミュレーションゲームだ。本作の舞台は、まだ立ち上げられたばかりの、日本にある小さなアイドル事務所。プレイヤーは、同事務所を立ち上げたばかりのプロデューサー兼経営者である。プレイヤーは、オーディションによってアイドルを探し、トレーニングでパフォーマンスを磨きつつ、CDやライブでファンと資金を獲得。序盤は苦しい資金繰りとも向き合いながら、事務所を経営していく。

アイドルたちには、男性ファンの対応が苦手な”男ぎらい”、1人番組で力を発揮する”一匹狼”、恋愛関係になりやすい”恋愛体質”など、多種多様なスキルが設定されている。SNSや動画配信、スカートの丈などに対する事務所の方針も設定可能で、細かな要素が多数搭載されている。また本作では、スキャンダルや炎上沙汰イベントも発生。アイドルが宣伝を請け負った商品を過去にSNSで批判していたり、保護者団体から楽曲が反抗的だと批判されたり、アイドルと男性の2ショット写真をネタに事務所が脅されたりなど、プレイヤーはさまざまなトラブルに対応しつつ、事務所を経営していくわけだ。ゲームモードとしては、ストーリーモードとフリーモードが搭載。プロデューサーとアイドルや、アイドル同士の恋愛も含め、細かな要素とスキャンダルによってリアルなアイドルの姿が描かれる。


本作のプレイヤーは、プロデューサー兼事務所の経営者として、事務所の運営に対して大きな権限を持っている。そのため、アイドルの給料もプレイヤー次第。週給の金額によってアイドルの満足度は変化するものの、過酷な環境に身を置くアイドルを、ゲーム内の最低賃金を大きく下回る週給1000円で働かせることも可能となっている。

本日のアップデートでは、アイドルの給料が最低賃金を下回っていると、アイドルのメンタルが徐々に減少するように変更された。具体的には難易度ノーマル以上で、週給2万円以下の場合にメンタルの減少が発生。試しに、1人のアイドルの週給を1000円まで下げてみたところ、1週間ごとにメンタルが6減少していた。減少量は少なく、メンタルは時間と共に回復するため、ほかにメンタルへ悪影響を及ぼす要素がない場合は、これまでと同じブラック経営も可能かもしれない。

給与関連では、アイドルの給料を上げすぎた場合に、アイドルが逆に給料を払っていた問題も修正された。本作では、低賃金でアイドルを使い倒すだけでなく、働き以上の多額の報酬を支払うこともできる。しかし、2億円ほどの週給を設定すると、事務所から給料が支払われる代わりに、なぜか給料の支払いタイミングで事務所の資金が増える現象が報告されていた。今回のパッチでは、低賃金に対するペナルティが取り入れられたのと同時に、高額給与にまつわる問題も修正されたわけだ。そのほか、“セクシー”のオファーが発生しない問題や、チャプター2のイベント関連、スパのスタミナ回復量表示が更新されない問題なども修正されている


『Idol Manager』は、PC(Steam)向けに通常価格1980円で配信中。8月2日2時までの期間は、10%オフの1782円で購入可能だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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