『Skyrim』に“世界樹ユグドラシル”を追加するModが荘厳。寒さ厳しいノルドの土地に北欧神話からの神秘的なゲスト

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海外ModクリエイターのFrostyDudess17氏は7月15日、オープンワールドRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition(以下、Skyrim)』に、神話上の樹木ユグドラシルを登場させるMod「Yggdrasil – Nirn Tree」を配布開始した。PCGamesNが紹介している。

Image Credit: FrostyDudess17


「Yggdrasil – Nirn Tree」は『Skyrim』の世界のなかに、北欧神話に語られる架空の樹木であるユグドラシルを創り上げたModだ。“世界樹”などとも称されるユグドラシルは、ロールプレイングゲームなどでは馴染み深い名前だろう。同Modでは、北欧神話に語られる神秘的な樹木のイメージが見事に形作られている。『Skyrim』の世界観に親しいプレイヤーにとっては、北欧神話から輸入されたユグドラシルはかなり同作の風景に馴染む印象があるのではないだろうか。

Image Credit: FrostyDudess17


『Skyrim』の舞台となっているスカイリム地方は、タムリエルという大陸の北方に位置する寒さ厳しい地域だ。また、スカイリム地方を出身とする種族である「ノルド」は、現実の世界で北欧神話を語り伝えた、ヴァイキングなどのノース人諸民族のイメージと似通った特徴付けがなされている。ゲーム内でのノルドたちの信仰も、北欧神話の影響を受けたと思われる設定が多い。例としては、作中でノルドの山賊が口にする「Victory or Sovngarde!(日本語訳:勝利かソブンガルデかだ!)」というセリフの「ソブンガルデ」は、勇猛に戦い死んだノルドの戦士が迎え入れられる楽園のことだ。

この「勇猛な戦士が死後訪れる楽園」であるソブンガルデは、北欧神話において勇猛な戦士が死後招かれるという「ヴァルハラ」という宮殿に対応する存在だ。ほかにも、史実では実際に用いていたかは定かではないものの、一般的なヴァイキングのイメージとして根強い「角つき兜」が、Skyrimのキービジュアルとしても用いられている。こうした点から、作中のノルド人は現実のノース人、特にヴァイキングたちのイメージをモデルに設定されたと考えられるのだ。


上述のような世界観もあり、ノルドたちの住まう土地であるスカイリムと、北欧神話に語られるユグドラシルの親和性は高い。「Yggdrasil – Nirn Tree」のスクリーンショットでは、スカイリム地方の荘厳な山脈と力強いユグドラシルの姿がよくマッチしている様子がうかがえる。空中に浮かぶこのユグドラシルは要塞「モーサル」の南西に存在しており、地上のポータルからアクセスできるとのこと。観光スポットとしての利用だけでなく、動物と出くわしても敵対や逃亡をされなくなるバフ「空の声」を得られる機能もある。新しい剣と盾、首飾り(モデルアセットはベースゲームの流用)も手に入るそうだ。

なお、北欧神話に語られるユグドラシルは、諸説あるものの、世界そのものを体現する巨大な樹木というイメージも強い。本Modで描かれるユグドラシルは、世界そのものと表現するにはスケールがいささか小さめだ。しかし、Mod名にある「Nirn Tree(ニルンの樹)」の「ニルン」は、平たく説明すれば現実における「地球」に相当する概念だ。このModで描かれているユグドラシルは、小さめながら神秘的。世界を繋ぐ大樹ではなく、ニルンの中心に浮かぶ神樹といったイメージなのだろう。

Image Credit: FrostyDudess17


「Yggdrasil – Nirn Tree」はNexus Modsにて配布中だ。『Skyrim』プレイヤーの方は、世界樹の膝下でいつもと違った景観を楽しんでみてはどうだろうか。

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