『Microsoft Flight Simulator』にてヘリコプターが2022年に公式実装予定。要望の多いコンテンツとして注目される
マイクロソフトとAsobo Studioは、7月15日に『Microsoft Flight Simulator』の最新の開発状況を報告するDevelopment Updateを公開した。ユーザーからのフィードバックスナップショットでは、コミュニティからの要望としてリプレイ機能やマルチモニターの機能性拡充、DirectX12への対応などの機能面の重要な要望が多く票数を得ている。そして、これらをさらに超えてヘリコプターの実装に1500票以上が集まっているのが分かる。
フィードバックスナップショットには得票数のほかに、現在の開発状況と実装時期が明記されている項目が存在する。ヘリコプターは現在開発の計画が既に立っており、2022年中のリリースが予定されていることが分かる。つまるところ、間接的にヘリコプターが2022年実装予定であることが示唆されているわけだ。
現在『Microsoft Flight Simulator』で利用できるヘリコプターアドオンは、Hype Performance Groupが作成した「Airbus H135」(関連記事)と、FlyInsideが作成した「Bell 47-G2」などのサードパーティ製アドオンしか存在しない。サードパーティ製アドオンはシミュレーターのアップデートによりアドオン動作の安定性が損なわれるなどの可能性があるため、導入における心理的、技術的難易度が若干高いと言ってよいだろう。そういった意味でも、公式が作成するヘリコプターの登場を心待ちにしているユーザーも多いと思われる。期待をしていたユーザーにとっては嬉しい報せである。
Development Updateではこのほかに『Microsoft Flight Simulator』は、回避可能な失明の治療と予防のために活動を行う非営利団体のオービス・インターナショナルと提携し、「Orbis Flying Eye Hospital」に使われている「MD-10」をゲーム内に実装すると発表した。「Orbis Flying Eye Hospital」には手術室やシミュレーションセンターなどが備わっており、実際に眼科治療のトレーニング現場としても利用されている教育病院だ。ゲーム内で飛行させることはできないが、機内は緻密にモデリングされており、プレイヤーが自ら機内を自由に探索することができるようになっているそうだ。
Xbox Series X|S版の『Microsoft Flight Simulator』の発売も間近に控えており、11月には映画『トップガン』とのコラボも予定されている。サードパーティによるアドオンも続々登場しており、これからの展望にも注目が集まる。