『原神』 Ver.2.0より、PS4/PS5とPC/モバイル間のクロスセーブに対応。 miHoYo通行証とPSNアカウントの紐付けでセーブデータ共有可能に

miHoYoは7月21日、『原神』にてVer.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」を配信開始した。同アップデートでは、『原神』PS4/PS5とPC/モバイル間のクロスセーブ機能実装が実現されている。

中国のゲーム開発会社miHoYoは7月21日、『原神』にてVer.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」を配信開始した。Ver.2.0では、待望の新エリア稲妻の開放や、PC/iOS/Android版とPS4/PS5版が同じセーブデータでプレイ可能になるなど、大規模なアップデートとなっている。


Ver.2.0「鳴神不動、泡影を滅す」では、miHoYo通行証とPSNアカウントの連携機能が実装されている。これまで『原神』では、PC/iOS/Android版とPS4/PS5版は、同じセーブデータでプレイできなかった。PC/iOS/Android版がmiHoYoアカウントでプレイしているのに対し、PS4/PS5版はPSNアカウントで運用されていることもあり、アカウントの違いから進捗の共有ができないとされてきた。miHoYo通行証とPSNアカウントの連携が可能になったことで、PC/iOS/Android版とPS4/PS5版のクロスセーブが解放されたわけだ。

連携機能によってアカウントを紐付ける際には、PC/iOS/Android版で遊んできたプレイヤーは『原神』を未プレイのPSNアカウント、PS4/PS5版で遊んできたプレイヤーはmiHoYo通行証に使っていないメールアドレスが必要となる。PC/iOS/Android版とPS4/PS5版の双方で遊んできたプレイヤーは、これまで遊んできたアカウント同士の連携や、データの合体などはできない。どちらか片方のデータを“新しいアカウント”に共有することで、これまでPS4で遊んできたデータを使ってPCでプレイしたり、スマートフォンでプレイしてきたデータを使ってPS5でプレイしたり、状況に応じた使い分けが可能になる。


具体的な手順も説明しよう。PS4/PS5版のデータをmiHoYoアカウントへ連携させる際には、オプション内のアカウントからカスタマーセンターを選択。開かれたブラウザ内でアカウント紐付けからメールアドレスなどを入力し、紐付けを完了させる。そしてPC/iOS/Android版の『原神』を起動し、同じメールアドレスを使ってログインすると、PS4/PS5版で遊んでいた続きからPC/iOS/Androidでプレイできる。

PC/iOS/Android版のデータをPSNアカウントへ連携させる際には、これまで『原神』をプレイしていないPSNアカウントで『原神』を起動。すると「『原神』へようこそ」というウィンドウが表示され、次に「冒険を始める」というmiHoYo通行証と紐付けるための表示される。「miHoYo通行証」と紐付けるを選択し、miHoYo通行証(普段『原神』をプレイしているアカウント)のメールアドレスを入力し、認証を済ませると、PC/iOS/Android版で遊んでいた続きからPS4/PS5でプレイできる。

なお原石や祈願アイテムは共有されるものの、miHoYo通行証とPSNアカウントで購入した創世結晶は共有されないので注意。また、PC/iOS/Android版のデータでPS4/PS5版へログインすると、PS4/PS5版の特典として武器「降臨の剣」および風の翼「降臨の翼」が獲得できる。ただし降臨の翼は、PS4/PS5でプレイする際のみ装備可能。降臨の剣は、PC/iOS/Android版でも装備できるものの、武器の効果はPS4/PS5でプレイする際のみ有効になるようだ。


また今回のアップデートでは、新エリア稲妻がモンド/璃月から海を隔てた遥か南東に登場。旅人は、魔神任務(メインストーリー)第2章第1幕内のクエストを通して鎖国された和風の国を訪れ、新たな冒険へと身を投じていく。あわせて、星5キャラクター神里綾香がイベント祈願に登場しているほか、新たな星遺物として「追憶のしめ縄」および「絶縁の旗印」もゲーム内に導入されている。


原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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