バグ利用2Dアクション『Light Infantry』Steamにて8月3日配信へ。チップチューンに彩られた、バグを使うステージ攻略

isonosuke氏は、『Light Infantry』を8月3日に配信開始すると発表した。『Light Infantry』は、バグを使ってステージを攻略する、ゲームボーイ風の2Dアクションゲームである。

個人開発者のisonosuke氏は、『Light Infantry』を8月3日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は930円。Steamのストアページも公開されている。

『Light Infantry』は、バグを使ってステージを攻略する、ゲームボーイ風の2Dアクションゲームである。本作の舞台は、悪の帝国によって破滅の危機を迎えている世界。ブラックソルジャーと呼ばれる真っ黒な主人公は、世界の危機を救うべく、悪の帝国に立ち向かおうとしていた。しかし、いざ敵と戦い始めると、ブラックソルジャーの攻撃はまっすぐ飛ばない上に貧弱で、敵には一撃で倒されてしまう。敵以外にも、ステージ中には数々のトラップが待ち受けており、悪の帝国の打倒は困難かと思われた。そんなところへ、バグの神様を自称する謎の存在が登場。力を得た主人公は、バグを使って世界を救おうと奮闘する。


主人公は敵やステージなど、世界を構成するブロックの挙動を崩壊させてステージを攻略していく。たとえば、敵を構成するブロックの一部をバグらせて敵をフリーズさせたり、ボスの一部をバグらせて攻撃したりなど、バグを活用して敵へと攻撃。ほかにも、ステージの一部をバグらせて罠をかいくぐるなど、貧弱なキャラクター性能をバグの力で補って戦っていくわけだ。ただし力を使いすぎると、足場ブロックの消失や、何もないところから攻撃されるといった、バグによって主人公が不利になることもあるという。攻略の際には、何度も死にながらゲームの仕様を把握し、ステージを進んでいくのだ。また、本作には4階調で表現されたレトロなゲームボーイ風のグラフィックが採用されている。


本作を開発しているのは、国内の個人開発者isonosuke氏である。同氏は、音楽制作をメインに活動し、多数のオリジナル楽曲をYouTubeやSoundCloudなどで公開している人物。本作にも、同氏による楽曲が導入されており、爽快感のあるチップチューンによってゲームプレイを盛り上げてくれるわけだ。Steamのストアページによると、短いものも含めて29曲のトラックが本作には収録されている。

また本作は、2020年のリリースが予定されていたが、数度の開発システムの作り直しなどもあり、2021年へ延期された。システムの作り直しによって、最初のトレーラーでは敵だけに干渉していたバグが、ステージを構成するブロックにも干渉可能になるなど、仕様変更もおこなわれたようだ。

『Light Infantry』はPC(Steam)向けとして、8月3日に930円で発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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