スクウェア・エニックスは7月14日、最新作『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』を発表した。対応プラットフォームはiOS/Android。『ブレイブリー』シリーズの10周年記念作品で、本作オリジナルのキャラクターだけでなく、歴代の『ブレイブリー』シリーズで活躍したキャラクターも登場するオールスターRPGである。
『ブレイブリー』シリーズは2012年10月発売の第1作『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』にはじまり、今年2月26日にNintendo Switch向け完全新作『ブレイブリーデフォルトⅡ』が発売されたRPGシリーズである。多彩なジョブ・アビリティの組み合わせや、ターン制コマンドバトルの行動を“前借り”するバトルシステム「ブレイブ&デフォルト」が特徴で、昔ながらのRPGのなかに新しい風を吹き込んだ作品といえるだろう。
今回発表された『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』は『ブレイブリー』シリーズのスマートフォン向け最新作だ。シリーズの特徴である「ブレイブ&デフォルト」システムもスマートフォン向けに最適化されて採用されており、おなじみのシステムを用いた戦略的なバトルを楽しむことができる。見たところグラフィックは『ブレイブリーデフォルトⅡ』準拠になっているようだ。同作でも使用されたUnreal Engineが採用されているのだろう。
本作では『ブレイブリー』シリーズにおけるさまざまな世界がクロスオーバーし、オリジナルのストーリーが描かれる。シナリオを手がけるのは歴代の『ブレイブリー』シリーズの物語を紡いできた網代恵一氏。物語の舞台は不明ながら、公開されているスクリーンショットには『フライングフェアリー』の「ルクセンダルク」や『Ⅱ』の「エクシラント大陸」の名前が挙げられている。これまであまり言及されてこなかった2タイトルの世界のつながりについて、なにか語られることもあるかもしれない。
発表に際し、『ブレイブリー』シリーズ総合プロデューサーの浅野智也氏、『ブリリアントライツ』プロデューサーの保髙達也氏と小松陽平氏からのメッセージが公開されている。浅野氏によると、本作はシリーズから多くのキャラクターたちが登場するオールスターものとのこと。そして、『Ⅱ』が出たばかりということもあり、コンシューマーでのシリーズ展開は当分先になるであろうことが語られた。また、小松氏のコメントによると、本作では登場するキャラクターにプレイヤーが愛着を持てるように、というシステム面からのアプローチがなされているとのことだ。プレイアブルキャラクターのレアリティによる優劣はなく、好きなキャラクターを選択して入手できるシステムを採用しているという。どうやらキャラガチャは採用されないようだ。
『ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ』はiOS/Android向けに開発中だ。近日中にAndroid向けのクローズドβテストも実施される予定なので、気になる方は公式Twitterをチェックしておこう。
© 2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.