『原神』次期大型アップデートにて、PS4/PS5版がPC・モバイル版とのクロスセーブに対応へ。ただし注意点あり

 

中国のゲーム開発会社miHoYoは7月9日『原神』Ver.2.0で、PC/iOS/Android版とPlayStation 4/5版間で、同じゲームデータを使って同作がプレイ可能になると発表した。放送内では、PSNアカウントとmiHoYo通行証の連携が可能になると触れられていたが、公式サイト内で詳細が公開されている。


現在『原神』では、PC/iOS/Android間では同じゲームデータでプレイできるものの、PlayStation 4/5版とのゲームデータの共有はできない。いわゆるクロスセーブには対応していない状態である。原因としては、PC/iOS/Android版がmiHoYo通行証を使用しているのに対し、PlayStation 4/5版ではPSNアカウントを使用していることが挙げられる。

『原神』Ver.2.0で、miHoYo通行証とPSNアカウントの連携機能が実装。アカウント連携機能により、PC/iOS/Android版とPlayStation 4/5版で、ゲームの進捗の共有やゲームデータの引き継ぎが可能になる。外でiOSでプレイしたあとにPlayStation 4で遊んだり、場合に応じてPCとPlay Stationプラットフォームを行き来したりなど、アカウント間の垣根がなくなるわけだ。


具体的には、PC/iOS/Android版のプレイヤーは、miHoYo通行証のメールアドレスをPSNアカウントへ連携すると、PlayStation 4/5でも同じゲームデータでプレイできる。一方、PlayStation 4/5版のプレイヤーは、PSNアカウントにメールアドレスを紐付けたあと、同じメールアドレスを使ってPC/iOS/Androidから『原神』へログインすると、進捗が共有可能になる。

ただしいくつか注意すべき点もある。連携する際には、PlayStation 4/5版のプレイヤーはmiHoYo通行証と紐付けていないメールアドレス、PC/iOS/Android版のプレイヤーは『原神』をプレイしたことのないPSNアカウントが必要になる。現在『原神』をプレイしているPSNアカウントと、miHoYo通行証に紐付けてあるメールアドレスの連携はできない。これは、PSNアカウントで『原神』をプレイ開始した際に、自動的にmiHoYo通行証が作成されており、複数のmiHoYoアカウントの統合はできないためだとされている。PC/iOS/Android版とPlayStation 4/5版の双方で『原神』をプレイしており、どちらかのデータを共有したい場合には、新しいPSNアカウントかメールアドレスが必要になるわけだ。

アカウント連携機能の対象は、America/Europe/Asiaサーバーでプレイしている旅人に限られている。PSNアカウントへ対応しているサーバーがないため、TW/HK/MOサーバーとの連携はできないそうだ。また連携後の解除には対応しておらず、PC/iOS/Android版とPlayStation 4/5版では創世結晶も共有されないそうだ。そのほか、具体的な注意例も公式サイトには掲載されている。連携させたい方は、同ページをじっくりと読んでおくべきだろう。


『原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中。新エリア稲妻も搭乗するVer.2.0は、7月21日配信予定だ。また、武器祈願の新仕様「神鋳軌定」の詳細も公開されており、狙っていない☆5武器が2回でたあと、次の出現する☆5武器が必ず設定した☆5武器になるようだ。