偽札鑑定シミュレーション『Crypto is Dead』発表。ホログラムや紫外線発光インクをチェックし、紙幣の真贋を見破る

インディーゲームデベロッパーThe Moon Piratesは7月7日、『Crypto is Dead』を発表した。『Crypto is Dead』は、偽造紙幣を見破り銀行を成長させる、偽札鑑定シミュレーションゲームである。

フランスのインディーゲームデベロッパーThe Moon Piratesは7月7日、『Crypto is Dead』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページが公開されている。


『Crypto is Dead』は、偽造紙幣を見破り銀行を成長させる、偽札鑑定シミュレーションゲームである。本作の舞台は、暗号通貨が主要な決済手段として普及した世界。ある日、世界の暗号通貨の51%に対して大規模攻撃が発生し、世界経済全体がマヒした。システムを回復させるには、時間が必要である。そこで、中央銀行は古い物理的な通貨の再流通を決定。システムが復旧するまでの1か月間、偽造通貨との戦いが再び繰り広げられることとなった。

本作の主人公は、幼い頃から紙幣収集が趣味だった人物だ。SNSやニュースで暗号通貨の死が叫ばれる中、古紙幣の知識を武器に新たな銀行を開設。紙幣の誤りを探すことで銀行を成長させ、30日間を過ごしていく。


ノートと専門知識を手に偽札の鑑定業務を開始した主人公は、入金された紙幣の真贋をチェック。偽札だった場合には、中央銀行へと報告し、評判を上げることによって顧客を増やす。新たな装備や道具を手に入れ、銀行の拡大も目指すようだ。またスクリーンショットには、8種類以上の紙幣のチェック項目が映されている。数字や図柄はもちろん、レーザー光線を使って描かれたホログラムや偽造防止用の線も確認。紫外線発光インクにより描かれた図柄などもあり、本格的な偽造紙幣との戦いが待ち受けているようだ。なおストアページによると、本作は『Papers, Please』ライクな作品でもあるといい、シミュレーションとパズルが組み合わさったゲームが展開されるそうだ。


本作を開発しているのは、フランスのインディーゲームデベロッパーThe Moon Pirtatesだ。The Moon Pirtatesは、2021年4月に初作品としてジャズパンクADV『Don’t Forget Me』をPC(Steam/GOG.com)向けにリリース。同作は、『Her Story』と『The Red Strings Club』にインスパイアされた作品とのことで、Steamでは49件のユーザーレビューにより「やや好評」を獲得している。本作は、同スタジオの2作目となるわけだ。

『Crypto is Dead』は、PC(Steam)向けに開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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