和風ランダム生成ホラー『せどまいり』Steam向けに発表。昭和後期の住宅で描かれる、そこにいるかもしれない恐怖

個人開発者まさとこ氏は7月3日、『せどまいり(SEDOMAIRI)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。『せどまいり』は、昭和後期の住宅からの脱出を目指すホラーゲームだ。

国内の個人開発者まさとこ氏は7月3日、『せどまいり(SEDOMAIRI)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、現時点の発売予定は8月5日。まさとこ氏のツイートによると、タイトル画面からエンディングまでは作り終わっており、リリースまでの1か月間でブラッシュアップが進められていくそうだ。

https://twitter.com/masatokogames/status/1405143362756177924


『せどまいり』は、昭和後期の住宅からの脱出を目指す、ランダム生成サバイバルホラーゲームである。本作の舞台は、「せど」と呼ばれる死の瀬戸際の世界。せどには死神が徘徊しており、もしも生の世界に帰りたいなら、死神に気取られないよう気配を消して進まなければならないという。何らかの事情によりせどを訪れた主人公は、目的を果たしつつ、昭和の日本住宅のような世界からの脱出を目指す。


前述のとおり、せどには死神が徘徊している。主人公は闇を照らすライトと、死神との距離と方向がわかるラジオを使用して、死神との遭遇を回避。暗く不気味な古い住宅の中を進んでいく。ただし、ライトとラジオにはバッテリーの概念がある。バッテリーを切らさないためには、せどの各所にあるコンセントを使っての、定期的な充電が必要になるそうだ。

また本作では、ライトや足音の距離、敵の視界やラジオで検出可能な範囲などは、演出を考慮して設計されており、何かが「そこにいるかもしれない」恐怖が描かれるという。そのほか、スクリーンショットには五寸釘や藁人形のようなアイコンと、砂嵐に数字が浮かぶブラウン管も映されている。これらは主人公の目的と関連がありそうだ。


本作を開発しているのは、個人開発者のまさとこ氏だ。同氏は、病院の地下深くを目指すランダム生成ゾンビFPS『感染メイズ』の早期アクセス配信を2020年5月に開始。早期アクセス期間中には、グラフィックやゲームバランスの大幅な変更も実施され、2021年5月に正式リリースを迎えている。

また同氏のツイートによると、本作では主人公は敵に追われながら、あるものを追いかけて捕まえるという。リリース版で採用されるかは不明であるものの、息を止めるシステムも開発されているようだ。

『せどまいり』は、PC(Steam)向けに8月5日配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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