『ダークソウル』続編を志す大型Mod「Dark Souls: Nightfall」12月21日配信へ。エンディング後の世界を高速ドッジで駆け抜けろ
Mod制作チームTeam Nightfallは6月26日、『DARK SOULS: REMASTERED』向け大型Mod「Dark Souls: Nightfall」を、現地時間12月21日に配信すると発表した。同Modは多数の開発者が関わって制作されている、『ダークソウル』の“続編”を志す意欲作だ。
「Dark Souls: Nightfall」は、PC版『ダークソウル』に新ロケーションや新ボス、サイドクエストにも絡む新たなNPCキャラクターや、よりテンポの早い戦闘メカニズムなどを追加する、意欲的な大型Modだ。ストーリーについても、原作『ダークソウル』のエンディング後から始まる“続編”という位置づけになっている。新NPCについてはセリフが書き下ろされているほか、ボイスについても収録されているといい、制作陣の気合が感じられる。
過去に公開されたプレビュートレイラーを参照する限り、物語のスタートエリアは、原作と同じく北の不死院となるようだ。しかし、時系列は原作のとあるエンディングを迎えた直後となる。プレイヤーは原作主人公とは別の不死人となって、『ダークソウル』の世界に足を踏み入れることになるのだ。原作登場の敵キャラクター、通称「人間性」に憑依された主人公が、ワープのような高速回避をおこなう様子も見られ、原作とはかなり違った味付けの戦闘が楽しめそうだ。
また、制作者のひとりGrimrukh氏によれば、同Modのゲームデザインは『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』にも影響を受けているとのこと。トレイラーでは「時を巻き戻す」要素など似通った仕組みが確認できる。ほかにも、リアルタイムでの時間経過システムの実装も示唆されており、ゲームプレイにどう絡んでくるのか想像を掻き立てる。本作の序盤ゲームプレイ内容は、プレビュートレイラーで確認することができる。原作エンディングの若干のネタバレも含まれるため、閲覧の際には注意してほしい。
「Dark Souls: Nightfall」を制作するTeam Nightfallには、『ダークソウル』の戦闘にまつわるModや、アニメーション編集ツールを開発したMeowmaritus氏、過去に大型Mod「Dark Souls: Daughters of Ash」を制作した経験のあるGrimrukh氏などのMod制作者が参加。チームメンバーは総勢にして11名を数えており、それぞれが分業して同Mod開発にあたっている。
なお、配信日の12月21日は、フロム・ソフトウェア新作『ELDEN RING』発売日の約1か月前だ。Team Nightfallもこの点に言及しているため、同作発売までの1か月間を、「Dark Souls: Nightfall」を楽しみながら待って欲しいという思いが込められているのだろう。Modの導入は自己責任となり、日本語サポートも未定ではあるものの、新作を待ちきれないファンは手に取ってみてはどうだろうか。
「Dark Souls: Nightfall」は現地時間12月21日配信予定。同Modは『DARK SOULS: REMASTERED』に対応するとのこと。今後の情報については、制作者のひとりであるGrimrukh氏のTwitterアカウントでも告知されるそうだ。気になる方はチェックしておこう。