デベロッパーのSuncrashおよびパブリッシャーGamera Gameは6月24日、『ドリームエンジンズ 〜旅する都市〜』を7月14日より早期アクセス配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。UIと字幕は日本語対応予定だ。
『ドリームエンジンズ 〜旅する都市〜』は街づくりサバイバルゲームだ。プレイヤーは蒸気ロボットを操作し、終焉を迎えた世界を放浪する浮遊都市を構築。自動化を推し進め、生き残った人類の住まう場所を維持していく。世界は人類を脅かす悪夢の存在、「ドリームイーター」と呼ばれる敵で溢れており、それらの脅威との戦いもプレイヤーの役目となる。
本作には、資源を回収し、都市の建設や生産ライン自動化を推し進める街づくりシミュレーション要素と、探索や敵との防衛戦をおこなうアクション要素が盛り込まれている。都市の面積は限られているため、資源を継続して得るためには着陸して地上の荒野から集めるしかない。しかし、ひとところに留まり過ぎれば敵の奇襲が発生し、都市が危機に晒される。防衛網を構築して粘り強く資源を集めるか、都市ごと飛び去って次なる新天地を目指すかの判断は、プレイヤーに委ねられる。都市の重量や残り燃料に気を配ることを忘れれば、ピンチの際に足止めを食らって命取りになることも。
都市が離陸する際には、都市面積外の建築物などについては現地に取り残されてしまうことになる。次の着地点に何をもっていくかの取捨選択も悩ましい。着陸できるエリアについては、無数のエリアがプロシージャルに生成されるとのことだ。地上資源の種類や分布なども、着陸場所によって変化する。効率よく都市を成長させるには、土地に応じた柔軟な対応が必要となることだろう。
また、プレイヤーは研究を通じてインフラのアップグレードなどをおこなえる。アップグレードポイントを使った蒸気ロボットの強化も可能で、戦闘力が上がれば、敵の住処を攻撃して貴重な資源を回収するなどのチャンスも生まれてくる。蒸気ロボット以外にも、都市の防衛力強化や、経済能力の向上などにも活かせる。
なお、早期アクセス期間は1年から2年を予定しており、期間中にさまざまなコンテンツの追加を予定している。そのなかには古代人の遺跡を探索し、世界の謎を解き明かす要素も含まれているとのこと。本作の物語や世界観が、リリース後どのように紡がれていくのかも気になるところだ。
本作の開発元Suncrashは、本作の前にコロニーサバイバルシム『Judgment:終末サバイバルシュミレーション』を手掛けている。同作は本稿執筆時点でSteamユーザーレビューが1661件寄せられており、好評率81%の「非常に好評」という手堅い評価を得ている。サバイバルシムである同作で培われたノウハウは、今回の『ドリームエンジンズ 〜旅する都市〜』にも活かされていると期待できそうだ。
『ドリームエンジンズ 〜旅する都市〜』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、7月14日より早期アクセス配信開始予定だ。UIと字幕は日本語に対応予定。