『クラフトピア』で、ドラゴンもペットにできる「ペットアップデート」配信。銃や専用サーバー、Steamワークショップ経由のModサポートも


国内のゲーム開発会社ポケットペアは6月23日、『クラフトピア』にて「ペットアップデート」を配信した。ペットシステムの導入や秋島の追加、多数の新アイテム追加などがおこなわれている。また、レベルキャップの解放については、想定よりも調整に時間がかかったため、7月中旬に解放予定であるそうだ。
 

 
『クラフトピア』は、ポケットペアが開発中のオープンワールドサバイバルアクションゲームである。今回の「ペットアップデート」では、ペットモンスターを召喚できるペットシステムが登場した。

新建物「ペット管理マシン」を建て、モンスタープリズムなどで捕獲した対応モンスターを入れると、モンスターがペット化する。ペットになったモンスターは、インベントリからいつでも召喚および収納し、戦闘や騎乗が可能。戦闘中に力尽きても一定時間後に再召喚が可能になるため、危険な場所や強敵が相手でも安心して召喚できるようになっている。

現時点では、ドラゴン/ウシ/ゾウ/キリン/王子モノ/キングモノ/モノ/受付係ファンがペット化に対応。それぞれ特性が設定されており、たとえばウシは、一定時間ごとにミルクが生産できる。ペット対応モンスターは、今後追加されていくそうだ。ペットシステムの登場にあわせて、モンスタープリズムによる捕獲確率も調整された。調整後は、捕獲対象のHPが50%以下なら1次抽選にかならず成功。成功後の2次抽選ではHP50%以下で40%、HP30%以下で80%、HP1%以下で100%など、対象の残りHPに応じて捕獲できる確率が上がる仕組みになっている。またボスモンスターを捕獲するための新建物「鎖式拘束弾」も登場。ペット化に対応したボスモンスターが捕獲可能とされており、現時点ではドラゴンが捕獲できるようだ。
 

 
パフォーマンス関連にも、大きな調整が加えられている。縦横20mの範囲を1チャンクとし、プレイヤーを中心とした5×5チャンクの範囲内が「有効チャンク」となり、物理演算が有効化。プレイヤーから遠く離れた無効チャンクでは物理演算が停止し、建物やアイテムも止まることでパフォーマンスの向上が図られている。あわせて、新しい建物「人工モノリス」および「人工モノリス 3×3」も登場。人工モノリスを建てると、人工モノリスの存在する領域では物理演算が有効になり、離れていても施設を稼働させられるわけだ。なお例外として、ベルトコンベアを流れている物体は、無効チャンク内でも物理演算が稼働しつづける。描画パフォーマンスの向上のため、レンダリング方式の変更も実施されている。

告知どおり、専用サーバーもリリースされている。Steamのライブラリ(ツールカテゴリ)内に、新しく「Craftopia Dedicated Server」というツールが登場。同ツールを起動することで、『クラフトピア』のクライアントを起動していなくても、マルチプレイ用のサーバーが立てられる。PC内の『クラフトピア』セーブフォルダにあるiniを編集すると、セーブ間隔や使用ポートの変更などもおこなえるようだ。なお、専用サーバーは実験段階であり、接続人数などは今後改善予定とされている。
 

 
そのほか、多数のコンテンツ追加や調整も実施された。戦闘関連では、固定ダメージを与える新武器「銃」の導入や、爆弾樽牛/ゴリラ/クラーケンといった生物の登場、エリートエネミーの追加、武器耐久度の消耗割合の減少と二刀流の強化などが実施。

コンテンツとしては、コウモリやジャックランタンが生息する秋島と、広大な空間だけが広がるなにもない島の追加や、カメラで空から島を撮影できる「撮影ドローン」の追加、島移動後のスポーン位置を変更する始まりの踏石や自動家具組立機、自動調理器なども実装されている。また、Steamワークショップ経由のModサポートも、今回のアップデートから開始されている。

クラフトピア』は、税込2570円でSteamにて早期アクセス配信中。次回のアップデートは、8月から9月に配信予定とされている。