視点切り替え2Dパズル『窓の中の先にあるもの』Steamにて配信開始。視点が変わると、概念が切り替わる

個人開発者のとぶ氏は6月22日、『窓の中の先にあるもの』を配信開始した。『窓の中の先にあるもの』は、視点が変わるとゲーム内の概念が切り替わる、ステージクリア型の2Dパズルゲームである。

個人開発者のとぶ氏は6月22日、『窓の中の先にあるもの』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込200円。リリースからの1週間はセールが実施されており、20%オフの160円で購入できる。

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『窓の中の先にあるもの』は、視点が変わるとゲーム内の概念が切り替わる、ステージクリア型の2Dパズルゲームである。本作では、プレイヤーの視点がステージの状態に影響を及ぼす。たとえば横からの視点で展開されている際に、目の前に高さ1の木箱があるとしよう。本作の主人公は、ジャンプや箱へよじ登る能力をもっていないので、そのままでは先へ進めない。そこで、本作ではふたつの視点を変更。上からステージを俯瞰して見ると、横視点ではわからなかった箱の奥と手前の空間が、プレイヤーの視点で認識できる。プレイヤーが空間を認識していると、主人公も空間を移動可能になり、木箱を回り込んで先へ進める。

一方で上からの視点では、横から見えていたモノの高さが認識できない。床とそれ以外の区別はあるものの、階段や石のブロックなどは、見た目どおりすべて同じ高さのモノとして扱われる。視点が切り替わり、プレイヤーから高さ/奥行きが見えるようになると、ステージ中にも高さ/奥行きの概念が登場するわけだ。モノの高さを認識したい時は横視点に、ブロックの移動や奥行きを認識したい時は上視点に変更。主人公が横から見える窓の先へたどり着けば、ステージクリアとなる。プレイヤーから見たままのステージを視点の切り替えによって進む、シンプルながら一筋縄ではいかないゲームプレイが備わっている。


本作は2021年2月22日から開催された、ゲームエンジンUnityを使って1週間でゲームを作る「Unity1週間ゲームジャム」内にて、ブラウザ向けに初公開された作品だ。ゲームジャム版では全13ステージの構成になっていたが、Steam版では高さ3マスの窓を目指すステージなど、新ステージも収録。絵作りや演出の強化など施されており、想定プレイ時間は5時間ほどになっているそうだ。ゲームジャム版は、unityroomで継続して公開されており、本作の基本的なギミックが確認できる。

また、本作を開発したのはとぶ氏。同氏のTwitterによると、本職ではゲームプランナーおよびディレクターを務めており、ワクワクするなにかを作りたいと思いながら、創作活動をしているそうだ。


『窓の中の先にあるもの』は、Steamにて通常価格200円で配信中。リリースからの1週間は、20%オフのセールも実施されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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