ホラーゲーム『PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN』フリーゲームとして公開。『PIEN-ぴえん-』に続く第2弾

ただすめん氏は6月18日、『PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN』を公開した。『PIEN-ぴえん-』に続く第2弾でもあり、泣きたい様子を表現した言葉「ぴえん」の上位「ぱおん」をモチーフとした何かが登場している。

ただすめん氏は6月18日、『PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN』をフリーゲームとして公開した。対応プラットフォームはPC(Windows)。同氏の個人サイト「くそいサイト」内にて、ダウンロード用のURLが公開されている。また公開当初は「最初のぱおんに捕まった後、時間経過で床にぴえんできなくなる」不具合が生じていたが、Ver1.01で修正されている。


『PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN』は、ただすめん氏が開発した3Dホラーゲームである。『PIEN-ぴえん-』に続くシリーズ第2弾の作品でもあり、泣きたい様子を表現した言葉「ぴえん」の上位「ぱおん」をモチーフとしたキャラクターが登場している。

本作の舞台は、「Buzzword JP300-310」の研究をしている施設だ。主人公が同施設を訪れている最中に、異常事態が発生。主人公は生き残るため、ぴえん顔の筋骨隆々の黄色い怪人ぱおんと対峙する。施設内には、ぴえんやぱおんのしるしが隠されている。プレイヤーはぱおんから逃げつつ施設内を巡り、しるしを捜索。光を当てつつ何度もぴえんと唱えてしるしを消していき、施設内のすべてのしるしを消すことが目標となる。


本作は、基本的にはホラーゲームのフォーマットに則っている。暗い研究施設内は雰囲気があり、恐怖が感じられる。登場するぱおんも、接触すれば即死という点では恐怖そのものだろう。しかし本作では、ぱおんが迫ってきた際に明るい曲調のボーカル入り楽曲が流れるなど、ただのホラーゲームにとどまらない、奇妙な世界観が展開される。前作『PIEN-ぴえん-』同様に怖そうであまり怖くない、いい意味でホラーゲームらしからぬ体験が描かれているわけだ。なお、公称プレイ時間は30分程度。ただすめん氏のツイートによれば、タイトル画面でキーボードのKキーを6回、Sキーを6回、Oキーを1回を入力すると、ぴえんを無限に生成できるおまけモードも遊べるそうだ。

本作を開発したのは、個人サイト「くそいサイト」を運営するただすめん氏だ。夏の風物詩に似た奇祭『流しマッチョメン』、勇者がインターネットと戦う『勇者VSクソリプ』など、『PIEN-ぴえん-』関連作品以外にも奇抜なアイデアのゲームが公開されている。

PAON-ぱおん- BEYOND THE PIEN』は、フリーゲームとして公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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