Valveは6月16日、Steamにて「Steam Nextフェス」を開始した。イベント開催期間は、日本時間で6月23日午前2時まで。期間中は国内外デベロッパーの未発売新作の無料体験版が700本以上にのぼり配信される。本稿では、この期にぜひ触れておきたいタイトルをピックアップして紹介していく。
まずは多くのユーザーの注目を集める話題作を紹介しよう。『NARAKA: BLADEPOINT』は最大60人によるバトルロイヤルゲームだ。同ジャンルの作品としてはやや珍しく、近接攻撃も重要になるゲームプレイとなっている。『My Time at Sandrock』は、『きみのまちポルティア(My Time at Portia)』の後継作となるクラフト系生活シム。3Dで作り上げられた世界の中で釣りや製造に精を出し、敵とのアクションバトルも楽しめる作品だ。
自然を広める“逆”シティビルダー『Terra Nil』や、アーティスティックな砂漠オープンワールドゲーム『Sable』、クトゥルフ系ゴアパンクARPG『Death Trash』、ジオラマのような世界が美しい見下ろし視点タクティカルRPG『Wartales』といった、E3期間のゲームイベントで注目を浴びた話題作が無料で体験できる。
ほかにも、個性豊かなインディーゲームの無料デモが多数配信されている。『Unpacking』は、「荷解き」をテーマにした“禅モチーフ”のパズルゲームで、新しい家に荷物を整然と配置していく快感が味わえる異色のタイトルだ。1986年のアメリカ、オレゴン州を舞台にした『Lake』は、慌ただしいビジネスウーマンの主人公が、突如田舎で郵便配達員をすることになり、荷物を運ぶなかで人々と親交を深めていくアドベンチャーゲームだ。
国産タイトルの無料体験版配信もあり、老舗アクションRPGシリーズ最新作『イースIX -Monstrum NOX-』や、国産フリーホラーゲームとして人気を集めたシリーズ作品7本と新作を収録した、Steam移植作『つぐのひ』(弊社アクティブゲーミングメディアPLAYISMがパブリッシング)。サイドビューとトップビューが切り替わる変則的な探索アクションゲーム『Blaster Master Zero 3』などが無料で体験できるようになっている。
「Steam Nextフェス」イベント特設ページでは、本稿で紹介した以外にも多数タイトルの無料体験版が配信されている。気になるゲームに実際に触れられるまたとない機会になっているため、期間中にぜひチェックしてみよう。