神社探索サイコホラー『Ikai』正式発表。巫女となり護符を書き、異界の存在から逃げながら境内を探索

パブリッシャーのPM Studiosは6月11日、スペイン・バルセロナに拠点を置くインディースタジオEndflameが手がけるサイコホラーゲーム『Ikai』を発表した。『Ikai』は、日本の古い言い伝えからインスピレーションを受けて制作されているサイコホラーゲームだ。

パブリッシャーのPM Studiosは6月11日、スペイン・バルセロナに拠点を置くインディースタジオEndflameが手がけるサイコホラーゲーム『Ikai』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switchで、今年10月に配信予定。同作は以前より、itch.ioなどでデモが配布されていたが、はれて正式発表に至っている。
 

 
『Ikai』は、日本の古い言い伝えからインスピレーションを受けて制作されているサイコホラーゲームだ。舞台となるのは封建時代の日本。とある村では、異界に邪悪な存在が現れ、何かを追い求めていまにも人間界に足を踏み入れようとしているとの噂が発生。村人たちは恐怖におののいていた。そこで神社の神主が村へと向かい、留守は巫女のナオコに任せられることに。そして、村人が恐れていた事態は、その神社にて現実のものとなってしまう。

本作にてプレイヤーは巫女のナオコとなり、一人称視点で神社やその周辺を探索。ただし、境内には悪霊や妖怪が存在し、さまざまなかたちで姿を見せプレイヤーを恐怖させる。本作は、サイコホラーゲームのクラシック作品にならい主人公を弱い存在として描いており、相手を攻撃することはできない。ゲームプレイにおいては、音を立てて悪霊に気づかれることのないよう慎重に行動し、場合によってはただ一目散に逃げることが求められるという。
 

 

 
今回公開されたトレイラーでは、暗く不気味な雰囲気の神社を紹介。壁や障子からいくつもの手が伸びていたり、突然ふすまが吹き飛んだりと奇怪な現象が発生している。また、何者かが迫ってくる様子も見られる。捕まってしまわないよう、逃げなければならないのだろう。

映像中には、筆で何かを書いているシーンも確認できる。本作には護符を書く要素が存在するとのこと。その目的は不明だが、護符を書いている最中には周囲で何かが発生したり物音がしたりし、それでも集中を切らさず筆を走らせ、正しく書くことができるか試されるそうだ。そのほか、プレイヤーの行く手をふさぐパズル要素も用意される。そうして境内の探索を進めるに従って、巫女のナオコにまつわる物語が紐解かれていくという。
 

 
『Ikai』は、PC(Steam)/PS5/PS4/Nintendo Switch向けに今年10月配信予定。Steamのストアページによると、本作は日本語表示にも対応するようだが、コンソール版の国内リリースの有無については現時点では不明である。

【UPDATE 2021/6/11 16:38】
過去に出ていた情報などについて追記

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6818