株式会社オーイズミ・アミュージオは6月8日、『Sherlock Holmes: The Devil’s Daughter(シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-)』のPlayStation 4版について、PlayStation Storeでのダウンロード版の販売を、今年6月10日23時59分までで終了すると発表した。ライセンス契約の終了が理由とのこと。
『シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-』は、ウクライナのデベロッパーFrogwaresが手がけ、2016年に発売された推理アドベンチャーゲームだ。19世紀末のロンドンを舞台に、プレイヤーは名探偵シャーロック・ホームズとなり、さまざまな事件の解決に挑む。捜査においては、尋問や聞き込みにて証言や手がかりを集めて精査。また、依頼者や容疑者をじっくり観察して、その人物の背景を導き出す独特のシステムが用意されている。
本作では、相棒であるワトソン博士のほか、ホームズの養女ケイトリンも登場。寄宿学校が浸水被害にあったためベイカー街221Bに帰ってきたのだ。ただ、彼女には何やら不穏な存在が付きまとい、ホームズが事件を追うなかではさまざまな物語が展開していく。
オーイズミ・アミュージオは『シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-』のPS4版の国内販売を担当しており、ライセンス契約終了によって、PlayStation Storeでのダウンロード販売が、6月10日23時59分をもって終了する。なおパッケージ版については、各小売店では在庫なしとなっており、すでに生産完了しているようだ。本作は、過去にフリープレイ対象タイトルとなっていたため保有している方も多いかもしれないが、興味のある方は今のうちに購入しておこう(ストアページ)。
ちなみに、今回の動きと関係しているのかどうかは不明だが、本作は海外においても、最近になってPS4/Xbox One版のダウンロード販売が終了している模様。こちらはパブリッシャーのNacon(旧Bigben Interactive)が販売していた。開発元FrogwaresとNaconというと、2019年に契約を巡るトラブルが露呈。取扱タイトルが次々に配信終了となったものの、『シャーロック・ホームズ -悪魔の娘-』に関しては対象外だった(関連記事)。なお、本作はSteam版も配信されており、こちらは現在も購入可能である。