自然ビルダーストラテジー『Terra Nil』発表。不毛の大地に大自然を呼び戻す、“逆”都市開発ゲーム

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パブリッシャーDevolver Digitalは6月8日、不毛の土地を蘇らせる“自然”ビルディングゲーム『Terra Nil』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。開発元のFree Livesは、洋画2Dアクション『BROFORCE』や、性交アクションゲーム『Genital Jousting』などで知られるデベロッパーだ。本作は同スタジオのクリエイターらによる個人プロジェクトとして公開されている、同名の作品を原型としている。
 

 
『Terra Nil』は“逆”都市開発ゲーム(Reverse city builder)を標榜する作品だ。というのも、プレイヤーはテクノロジーを駆使して土地に介入していくが、その目的は土地の“都市化”ではない。死にかけた大地を、緑溢れる肥沃な大地に変える“緑化”なのだ。プレイヤーに突き付けられるのは、ぺんぺん草一本生えない荒野。プレイヤーは葉っぱアイコンで示される“自然の力”を建築リソースとして、各種建築物を配置して緑化を進めていく。土地に緑が生まれるごとに自然の力がリソースとして還元され、さらなる建築が可能になる仕組みだ。

プレイヤーはそうしたリソースの支出と収入のバランスを取りつつ、ステージの“緑化目標”をクリアしていくことになる。ただ闇雲に大地を緑化していけばリソースが底を尽きてしまうため、計画的な設備設置が必要になるだろう。緑化が終われば、設置した装置はすべてリサイクル。作り上げた大自然だけをそこに残して、プレイヤーは次なる不毛の大地の緑化におもむくことになる。

本作はそのコンセプトを、プロトタイプとなる同名の個人プロジェクト作品『Terra Nil』から引き継いでいる。こちらはSam Alfred氏を中心として、『BROFORCE』開発にも携わっていたJonathan Hau-Yoon氏、アーティストであるJarred Lunt氏という3名のチームによって制作されていた。上記3名は、いずれもFree Lives所属の開発者だ。プロトタイプ版はitch.ioで公開されており、無料およびユーザーの指定する値段でダウンロードして遊ぶことができる。
 

 
開発者によるブログ投稿によれば、今回発表された新生『Terra Nil』は、プロトタイプ版に比べて数々の要素が追加、刷新される予定とのことだ。同投稿によれば、ステージデザインの改善、ゲームプレイ要素や新規コンテンツの追加、グラフィックの刷新などが挙げられている。特にグラフィックについては、プロトタイプ版のピクセルアートから大きくそのスタイルを変更している。

投稿の中では製品版で目標とするグラフィックについて「スタジオジブリ作品の影響を受けた、素敵な絵画的アートスタイル」と表現している。トレイラーではその言葉のとおり、優しい色使いで美しい自然が描き出されている印象だ。また、建造物のデザインやモーションも、プロトタイプ版のテイストを活かしつつ、世界観に調和した高精細なものに変更されている。
 

 
個人プロジェクトのプロトタイプから、大幅パワーアップしての製品版への展開という、やや珍しい経緯を辿っている本作。プロトタイプ版は開発途上ながら、しっかりと楽しめる作品となっている。Free Livesに開発の場が移った背景には、そうした土台とコンセプトが商業作品化に値するという評価があったのではないだろうか。

『Terra Nil』はPC(Steam)向けに配信予定。発売日はTBA(現時点では未定)となっている。

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