Steamパーティー構築ローグライク『ビビッドナイト』売れ行き好調につき、追加開発が決定。追加ダンジョン「魔女の迷宮VI」も配信

アソビズムは6月6日、Steamで配信中の『ビビッドナイト』にて新ダンジョン「魔女の迷宮VI」を追加した。本作の売れ行きの好調にともない、追加開発も発表されている。パーティー構築型ローグライク。

国内のゲーム開発会社アソビズムは6月6日、Steamで配信中の『ビビッドナイト』にて新ダンジョン「魔女の迷宮VI」を追加した。本作の売れ行きの好調にともない、追加開発も発表されている。今後も、週単位でダンジョンが追加されていく予定のようだ。


『ビビッドナイト』は、アソビズムが開発したパーティー構築型ローグライクだ。ある日、小さな王国の王女アメリが城へ戻ってくると、王国の人間たちが宝石となり、連れ去られてしまっていた。黒の魔女の仕業だと気づいたアメリは、王や民を救出するため、地下迷宮の奥へと進んでいく。アメリは、フロアの探索ごとにマナを消費しながら、ランダムなダンジョン内を探索。ユニットを率いてモンスターと戦い、次の階層への鍵を手に入れつつ、ダンジョン最奥に待つボスの討伐を目指す。

ダンジョン内では、宝石にされてしまった民たちを、ユニットとしてショップや宝箱から獲得できる。ユニットにはそれぞれシンボルが設定されており、パーティー内に同じシンボルを一定数集めると、バフ/デバフが発動。シンボルアビリティの効果によって、戦闘が有利になるわけだ。また、同じユニットを3つ集めてアップグレードすると、ユニットが一回り強く成長するほか、アップグレードしたユニットをパーティーから外してもシンボルが常時発動するように変化。「オートチェス」風のシンボルシステムとローグライク要素の組み合わせにより、多数の選択のジレンマに揺れることになる。


本作のゲームデザインを担当したトオル ナカムラ氏のツイートによると、『ビビッドナイト』の売れ行きが好調であるため、追加開発が決定したそうだ。現在の販売本数などは明かされていないが、Steamのストアページではすでに500件以上のユーザーレビューが集まり、「非常に好評」を獲得。5月27日に配信開始されたことを踏まえると、かなり好調なペースでプレイヤーが増えているのだろう。


そんな追加開発の一部として、6月6日には「魔女の迷宮VI」が配信された。「魔女の迷宮」は、ゲーム本編における最終ダンジョン。クリア後の特典として魔女の迷宮シリーズが登場しており、、数字が進むにつれてモンスター/ボスの強化、モンスタースポットの登場、地下13階建てから12階建てへの総フロア数減少がおこなわれ、徐々に難易度が上昇する。魔女の迷宮VIでは、さらなる挑戦がプレイヤーを待ち受けている。また今後の追加開発としては、週単位での新ダンジョン追加と、全ユニットのスキル/ステータスの見直しなどが実施予定とされている。トオル ナカムラ氏のツイートによると、開発スタッフは同氏を含めて3名。そのためデバッグなどを考慮すると、1週間に1ダンジョンの追加が限界であるそうだ。


そのほか『ビビッドナイト』では、ユーザーの意見や要望を元にアップデートが実施。Steamクラウドへの対応、低解像度設定の追加、シンボル関連のTIPS追加、カラーシンボルの明瞭化オプション追加など、追加コンテンツ以外のアップデートも配信された。

バランス調整もおこなわれており、直近ではグリーンシンボルのLv2/Lv3が下方修正されると共に、全ユニットの最大アップグレード時の最大HPの上方修正。魔女の迷宮までのダンジョンにおける、宝石屋の更新費用の低下。ブルース/エレスチャル/ジェード/リビアン/デュモル/カーネリア/鳥フェン/パパラチアの最大アップグレード時のスキル上方修正。踊り子リノの1段階/2段階目におけるスキル回復量の低下などが実施されている。ゲーム序盤の難易度を下げつつ、戦略の幅や高難易度ダンジョンを追加し、幅広いプレイヤーが遊べるように調整が進められているのだろう。

『ビビッドナイト』は、Steamにて通常価格1520円で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2523