人格修正テキストADV『MINDHACK』体験版公開。悪人の頭をお花畑にして、人類を守ろう

VODKAdemo?(ウォッカでも?)は6月5日、『MINDHACK(マインドハック)』体験版をPC向けに公開した。『MINDHACK』は、人の心のバグを修正するテキストADVである。

“インディー作る集団”VODKAdemo?(ウォッカでも?)は6月5日、『MINDHACK(マインドハック)』体験版をPC向けに公開した。公式サイト上に公開されたURLからダウンロード可能。体験版には、第一章「ユーニッド編」が収録されている。


『MINDHACK』は、人の心のバグを修正するテキストADVである。本作の舞台は、バグ排除を専門とする施設ができてから10年ほど、大規模なバグ暴走が発生していない世界だ。この世界におけるバグとは、破壊衝動や殺意、加虐欲、他者への攻撃性といった、“あってはならないもの”。人間特有のエラー箇所であり、人格の歪みを指す。また、バグは人の心の中で根を張って育ち、やがて人を内側から食い破ると、周囲のすべてを凍らせて破壊するという。

施設では、バグ排除に特化したAI「FORMAT」のスキャンにより、殺人/放火/強盗などを犯した悪人たちが集められ、マインドハッカーによる修正がおこなわれていた。主人公は、最高のマインドハッカーとして、悪人たちのバグを排除。人類の犠牲を最小限に抑えるべく、今日も心を削っていく。


主人公は、施設を司る人工知能FORMATの指示の元、デバッグルームでマインドハック業務にあたる。バグを保有する凶悪な犯罪者のソースコードへ、直接接続。対象をスキャンすると、バグが思考と共に可視化されるので、バグの有無しか判断できないFORMATに代わって、ソースコードを読み取りバグ発見し、無害化する。破壊衝動や殺意を修正し、頭の中をハッピーに書き換えることで、世界を守るわけだ。マインドハック中には、タイピングパートも登場。FPSのような手の演出も交えられつつ、物語が描かれていく。


公式サイトによると、本作を開発しているVODKAdemo?は、ホでヴ氏、ササン三氏、紅狐氏による集い。開発進捗は、公式サイト内のブログで報告されているほか、体験版への意見や感想などはフォームで募集されている。また現在タイピングパートは、「ち」を入力する際に「chi」だけが認められるなど、単一の答えが設定されているが、次回のお披露目の際にはほかの入力にも対応できるよう検討されているそうだ。


MINDHACK』は、Steamでのリリースを目指して開発中。第一章 がプレイできる体験版は、公式サイト上のURLからダウンロードできる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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