ノベルADV『fault – milestone two 下』2021年秋発売予定。不穏な新PVも公開


国内のインディーゲームパブリッシャーPhoenixxは6月5日、情報番組「INDIE Live Expo 2021」内にて『fault – milestone two 下(fault – milestone two side: below)』を2021年秋に発売予定だと発表した。対応プラットフォームは、Nintendo Swich/PC(Steam)。2020年9月時点では、Steam版は2021年春配信予定とされていたが、数か月の延期がおこなわれたようだ。発表にあわせて、新しいトレーラーも公開されている。

【UPDATE 2021/06/05 18:41】
リリース時期を2021年9月としていた箇所を、2021年秋に修正。合わせてタイトルも変更。
 

 
『fault – milestone two 下』は、ALICE IN DISSONANCEが開発中の「fault」シリーズ3作目。PC版が2015年にリリースされた『fault – milestone two 上』の続編にあたるノベルアドベンチャーゲームである。「fault」シリーズの舞台は、マナを使った技術「マナクラフト」が発達した世界だ。

メインキャラクターの1人であるリトナは、マナクラフト文明の中核「ルゼンハイド国」の姫セルフィーネに、ガーディアンとして仕えていた。しかし、ある日ルゼンハイド城が襲撃にあい、城内の奥まで敵が侵入してくる。リトナも敵と交戦するものの、状況は好転しない。セルフィーネを守るため、リトナは最後の手段として瞬間移動系クラフトを発動。城から脱出し、安全なシェルターへ移動するはずが、どういうわけか辿りついたのは、地球の裏側にあるアウターポールと呼ばれる地域だった。城を襲った未知の敵。マナの薄い地域での活動。多くの問題を抱えながら、リトナとセルフィーネはルゼンハイドへの帰還を目指す。
 

 

 
『fault – milestone two 下』では、ヴィタドメインと呼ばれる治癒効果のある海底施設を舞台に、リトナの視点が描かれる。そこでは、彼女の常識が通用しない癖のあるキャラクターたちが登場。また新しく公開されたPVによると、ヴィタドメイン内は時間の概念が曖昧であり、平穏な時間が過ぎていくというが、同時に不穏なシーンも映されている。

本作を開発しているのは、インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCE。「fault」シリーズは、「少年漫画を少女達でやる青年漫画調の冒険譚 」をコンセプトに制作されている。なお、長らく開発が進められていたシリーズの前日譚『fault – SILENCE THE PEDANT』は、開発の一時凍結が発表されている。

fault – milestone two 下』は、2021年秋にNintendo Switch/Steam向けに配信予定だ。