アイドル育成シミュレーター『アイドルマネージャー』Steamにて7月27日配信へ。ハプニングによって描かれる、アイドル業界の光と闇

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMは6月5日、『Idol Manager（アイドルマネージャー）』を7月27日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC（Steam）。通常価格2480円で、日本語字幕に対応。あわせて、アイドルグループ「仮面女子」とのコラボも発表されている。
　

　
『Idol Manager』はロシアのインディーゲームスタジオGlitch Pitchが開発中の、アイドル育成・事務所経営シミュレーションゲームである。本作の舞台は、日本の小さなアイドル事務所だ。プレイヤーは、同事務所を経営するプロデューサーとして、アイドルを管理しつつさまざまな事態に対応。CDの製作やプロモーションから、アイドル同士の問題、スキャンダルへの対処まで、事務所で発生するあらゆる状況を乗り越え、エンターテインメント業界の制覇を目指す。
　

　
まずはオーディションによって、アイドルの原石をスカウトしていく。本作のアイドルたちには、キュート/クール/セクシー/ガーリー/ダンス/ボーカル/ユーモア/スマートの8種類のアイドルとしての能力や方向性を示すパラメーターが設定されている。オーディションへやってきたアイドル候補の中から、現在のパラメーターや成長の余地などを参考に、スカウトするアイドルを決定するのだ。

並行して作曲や振り付け、トレーニングを担当するスタッフも雇いつつ、ボイストレーニングやダンスレッスンを施し、アイドルとして育成。ライブの開催、CDのリリース、雑誌やテレビ番組への出演、ネット配信や握手会の実施など、アイドル活動をスタートさせていく。最初のうちは赤字経営になるが、彼女たちをアイドルとして活躍させることで、徐々に経営状態の改善や事務所の拡大を目指していくわけだ。
　

　
しかし、アイドル事務所の運営にはハプニングが付きまとう。テレビ番組によるやらせ、写真スキャンダル、メンバー間の不仲、配信の暴言コメント、レコーディング中の亡霊騒ぎなど、アイドル活動は順風満帆とはいかない。プロデューサーは、そうした問題へも対応。たとえば、男性と手をつないでいる写真がSNSにアップロードされてしまった場合には、無視するか、事実関係を認めるか、アイドルに謝罪させて謹慎させるかなど対応を選択する。選択によって、被害を最小限に抑えられたり、アイドルからの好感度が下がったり、イベントの結果が変化する。さまざまなイベントによって、アイドル業界の輝かしい部分だけでなく、闇の部分も描かれていくのだろう。

本作には細かな設定も導入されている。一例として、CDをリリースする際には、ポップ/EDM/メタル/ロック/演歌といった楽曲のジャンル、愛/孤独/友/幸せ/不安/後悔といった歌詞の内容、キュート/クール/セクシー/エネルギッシュ/ストリートといったダンスの方向性、ユニットの場合にはメンバーの配置も決定。製作した楽曲の内容などによって購買層が変化する。そのほか、恋愛を許可するかといったアイドルのポリシー、センター変更によるアイドルのモラル低下などの要素も用意されている。
　

　
また、発表にあわせてアイドルグループ「仮面女子」とのコラボも発表された。『Idol Manager』の2曲の主題歌「Dreaming Days」および「Masquerade Nights」を仮面女子が担当。仮面女子のメンバーから、月野もあさん、小島夕佳さん、木下友里さんの3名が、ゲーム内アイドルのキャラクターボイスにも参加しているそうだ。

『Idol Manager』は、Steamにて7月27日配信開始予定。Itch.ioでは、25ドルでベータ版も配信されている。また、本作はNintendo Switch向けにも発表されている。