狂気トリップ生き残りADV『Critters for Sale』配信開始。快か不快か、狂った世界の5つの冒険譚

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デベロッパーSonosheeは6月4日、サイケな1ビット風ADV『Critters for Sale』をPC(Steam/itch.io)向けに配信開始した。Steamでの価格は1010円で、itch.ioでの価格は9.99ドル。現在は英語のみ対応しているが、今後日本語への対応も予定しているという。本作は1ビット風の白黒ピクセルアートによる、まるで幻覚のようなビジュアルを特徴としている。
 

 
『Critters for Sale』は5つの短編からなる、ポイントアンドクリック式のアドベンチャーゲーム。気になるところをクリックし物語を展開、文章を読み進めて選択肢を選ぶという、既存のものから大きく逸脱してはいないゲームプレイだ。しかしながら、特徴的なのはそのグラフィックデザインと物語設定。作品全体を通して、ちょっとした悪夢や幻覚のような、つかみどころのない不穏な雰囲気を貫いている。

本作の5つの短編はそれぞれ、蛇・羊・猿・龍・蜘蛛と銘打たれた、時代と場所を異にする物語で構成されている。プレイヤーはそれぞれの物語の主人公となって、ストーリーを進めていくのだ。物語にはタイムトラベル、暗黒魔術、そして不死性といった要素が含まれている。それぞれの物語の目標はさまざまではあるものの、究極的には「主人公の死を回避すること」を目指すこととなる。プレイヤーの選択は各主人公の結末に影響し、それぞれの結末は物語全体に波及していく。
 

 
登場するキャラクターも奇妙極まる。「海王星のエイリアン」、「平行世界から来た男たち」、「ある輪廻の宮殿(Reincarnation Palace)の住人たち」など、文面からは姿かたちの想像もつかない登場人物たちが存在する。しかし、得体が知れないからこそ、それらの登場人物が織りなす物語が興味をそそる。
 

 
物語や登場人物設定に負けず劣らず奇妙なのが、前述の視覚的デザインだ。白黒のピクセルアートで構成された画面は、絶えずちらつき、歪み、寝込んでいる時に見る悪夢のような雰囲気を醸し出している。しかし、じっと見つめてしまうような魅力も兼ね備えている印象だ。ざらざらした音色のドラムンベースなど、独特のBGMとあいまって、本作のユニークな世界観が形作られている。
 

 
発売間もないため、記事執筆現在のSteamユーザーレビューは18件と限られている。しかしながら、その評価はゲームに好意的なものが大半だ。内容としては、「まるで薬物を摂取したような体験」、「シュールで幻覚じみている」、「時たま凄まじく不可解ではあるものの、興味をそそりつづける物語だ」などのコメントが寄せられている。

『Critters for Sale』はPC(Steam/itch.io)で配信中。Steamでは、本作に含まれる5つのエピソードのうちの一つ、「蛇」を体験できるデモ版が公開されているので、気になった方は手に取ってみてほしい。

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