STUDIO POCOは6月2日、『ULTRA NINJA SOUL』をSteamにて配信開始した。価格は620円。日本語に対応していないものの、ゲーム中にはアイテム名などを除いてテキストが登場しないため、英語が読めなくてもプレイできるようになっている。
『ULTRA NINJA SOUL』は、忍者が妖怪たちと戦う、シンプルな短編2Dアクションゲームである。本作の舞台は妖怪が跋扈し、忍者が存在した時代。何らかの理由により、姫が妖怪にさらわれてしまった。主人公の忍者は、姫を救出するため、奮闘することとなる。姫の消息を追う忍者であるが、ステージ中には妖怪たちが立ちはだかる。忍者は跳躍、忍者刀を使った斬撃、壁への張り付きを使って、妖怪たちを撃退しながらステージを進んでいく。
また、ステージ中に忍術の封じられた札を手に入れると、札を消費して対応した忍術が使用可能になる。近距離に炎を吹きかけるKATON、水の無いところから水の斬撃を飛ばすSUITON、雷を落とすRAITON、前方へ手裏剣を投げるSHURIKEN、回復効果のあるDRUGなど、9種類の忍術が登場。使い捨ての忍術札を道中の宝箱から集めつつ、ボスを含めた妖怪との戦いを繰り広げていく。
本作のグラフィックには、どこかレトロな雰囲気をまとったドット絵が採用されている。そのため、ファミコン時代のアクションゲームのような、ハードなゲームプレイを想像するかもしれない。しかし、本作では忍者の体力が多めに設定。立ちはだかる4体のボス妖怪の体力こそ多めであるものの、全体的には易しく、誰でも遊べる難易度にまとめられている。また、ドット絵で描かれた妖怪はびこる和風の世界や、ちょっとしたところに隠された宝箱。クリアまでの所要時間が30分から1時間程度と、一息で遊び尽くせることも特徴だろう。なお、本作を開発したSTUDIO POCOは、GameMaker Studio 2を使い、大学生2人組でインディーゲームを制作しているそうだ。
『ULTRA NINJA SOUL』は、Steamにて620円で配信中。PC向けインディーゲーム販売プラットフォームVoxPop Gamesでも5.99ドルで販売されている。