『バイオハザード ヴィレッジ』三人称視点化Modを海外ユーザーが制作。実は“首なし”だった動きギクシャクのイーサン

Image Credit: FluffyQuack
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バイオハザード ヴィレッジ』は今月5月8日の発売以降、好調な滑り出しを見せている。公式発表によれば売り上げは400万本を突破、Steamユーザーレビューの評価は3万件以上が寄せられそのうちの95%がポジティブな反応を示す「圧倒的に好評」となっている。その人気は、同作PC版Modの制作の盛り上がりにも表れているようだ。さまざまなModが誕生するなかでこのたび、一人称視点で進行する同作を、三人称視点化するModを制作する者があらわれた。
 

 
今回の『バイオハザード ヴィレッジ』三人称視点化Modを作ったのは、海外Mod制作者のFluffyQuack氏。同氏は自身のYouTubeチャンネルでMod導入状態でのプレイ動画を公開しており、実際にゲーム内で動作している様子を見ることができる。通常のゲームプレイでは見ることのない、主人公イーサンの姿を後ろから眺められるのはかなり新鮮だ。

本作は一人称視点のプレイを前提としているため、ギクシャクしている部分も見受けられる。リロードなどの際には、胴体がまったく動かないため、腕だけクニャクニャと分離して動いているようで笑いを誘う。武器の切り替えも、懐からいきなりアイテムを取り出すようなモーションとなっており、長い武器を構えると肩にめりこむ。
 

Image Credit: FluffyQuack

 
いずれも、通常の一人称視点ゲームプレイでは描画する必要のない部分だ。一人称視点に最適化されているため不自然さは当然ではあるものの、「後ろから見るとこうなっていたのか」という驚きは感じてしまう。一方で、歩行モーションや蹴りのモーションがしっかり設定されている点も興味深い。

なお、FluffyQuack氏の制作したMod導入環境では、主人公イーサンのモデルには「頭」が存在する。当たり前だろうと思われるかもしれないが、実は通常のゲーム環境では、イーサンの頭部が存在しないようなのだ。

ただ、これも同作が一人称視点タイトルである点を踏まえると、不思議なことではない。「イーサンが実は首なし人間だった」というわけではなく、視点と干渉しないように頭部が消されている、あるいは描画リソースの節約も兼ねているのだろう。FluffyQuack氏による、Mod制作中の様子を見せる動画で「首無しイーサン」の姿が確認できる。
 

 
とはいえ、理屈はわかっていても、頭部不在のまま動くイーサンの姿はいささか不気味だ。現在のバージョンのModにイーサンの頭部が存在するのは、他ユーザーの協力のもとに、首ありバージョンの3Dモデルを用いているからである。

実際に『バイオハザード ヴィレッジ』のゲーム内には、主人公イーサンの“頭部あり”モデルも存在する。ボーナスコンテンツの中には作中に登場する3Dモデルを閲覧できるモードがあり、そのなかで五体満足のイーサンの姿を見ることができる。とはいえ、頭部は深い闇に隠されていて見えない。
 

 
実をいうと、この深い闇の奥には、きちんとテクスチャーを貼られた顔が存在する。ただし主人公イーサンの顔は、初登場となる前作『バイオハザード7 レジデント イービル』から一貫して隠すような演出がされている。一部シーンではその顔をちらりと垣間見ることができるものの、主人公の容貌は曖昧にしておきたいという制作者の意図だろう。

今回Modに用いられたモデルは、上記のゲーム内モデルを流用していると推測できる。Mod導入環境でも顔を正面から捉えることは難しい。しかしながら後頭部の様子からは、娘(ローズ)のブロンドヘアーはイーサン譲りだということがよくわかる。
 

 
Mod制作者のFluffyQuack氏は、自身のPatreonページでModを公開している。残念ながら、日本国内版『バイオハザード ヴィレッジ』は起動ファイルが独自のものであるため、互換性がないそうだ。しかし有志Modコミュニティによる研究が進めば、いつか国内でも同作を三人称視点でプレイできる日が来るかもしれない。

『バイオハザード ヴィレッジ』はPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)向けに発売中だ。

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