続報が公開された『ファークライ6』にて、さっそく新たな“アイドル”が生まれているようだ。Ubisoftは5月29日、オープンワールドFPS『ファークライ6』を2021年10月7日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PCとなっている。
本作の舞台は、熱帯の島国「ヤーラ」。アントン・カスティロ大統領の独裁下にあるヤーラにて、主人公ダニーは革命を志し、ゲリラ戦士として戦いに身を投じることとなる。本作のキーポイントは、主人公があくまで「ゲリラ戦士」であるという点だ。政府軍との戦力の差は歴然。よってダニーは、さまざまな手を使って勢力の差を覆すこととなる。「リゾルバー」と呼ばれるカスタマイズ性の高い武器やギア、CDを射出する銃や背負えるミサイルランチャーなど、多くの兵器を活用して官軍を圧倒するのだ。
そしてゲリラ戦士であるダニーには、もうひとつ心強いサポートがいる。それが「Amigos」と呼ばれる存在たちだ。彼らは人間ではなく、動物のパートナー。たとえばワニのグアポは戦闘に参加し、さまざまな方法でダニーの戦いを手助けしてくれる。こうした動物の相棒たちを活用することも、革命を達成するための重要な要素となる。
そんなAmigosのなかでも、ある存在が注目を集めている。その名も「チョリソー」。名前のとおり、胴長なフォルムが特徴のダックスフントだ。後ろ脚が不自由だが、下半身に車輪を取り付けることで元気に動き回ることができる。チョリソーも一見小さな子犬ながら、立派な戦力。攻撃手段としては心もとないものの、アイテムを回収してきてくれたり、NPCの注意をひきつけたり、機動力の高さを活かしてダニーを手助けしてくれる。
とはいえ、チョリソーにもう一つ大きな役割があることは一目瞭然であろう。つぶらな瞳。ちょこまか動き回る脚。はじける笑顔(に見える)。ずばりその可愛さである。鉄血の革命戦士にも、一服の癒しは必要だ。今ネット上ではSNSを中心に、チョリソーへの愛が爆発。小さな相棒への思慕を募らせる人が急増している。マイクロソフトにてXboxソーシャルメディアマネージャーを務めるJosh Stein氏もそのひとりで、すでに「何に代えても彼を守る」と息を荒くする。
また、オンライン番組の司会者として活動しているTrisha Hershberger氏も、「犬派ではない」にも関わらずチョリソーに心を射止められてしまったようだ。このほか「チョリソーのために戦う」「チョリソーに何かあったら全員殺して自分も死ぬ」など、過激派も登場。若干革命の行く末が心配にもなる熱狂ぶりである。なおUbisoftは、あたかもこのフィーバーを予期していたかのように、『ファークライ6』予約特典リベルタードパックを提供。チョリソー用のコスチュームが入手できるため、骨抜きの各位はぜひこの機に予約しておくといいだろう。
*現在「#Farcry6」のハッシュタグを使うとチョリソーの絵文字が出現(ブラウザ・アプリで確認可能)。
*「チョリソーのぬいぐるみがなかったら怒るぞ」。
なお弊誌ではゲームディレクターのAlexandre Letendre氏にインタビューを実施。Amigosとの共闘の仕組みを含めた内容となっているため、気になる方はこちらからご高覧いただきたい。