『Apex Legends』コースティックは強化の予定あり。ダメージ向上かデバフ付与か、誰もが恐れるガスおじを目指せ


『Apex Legends』にて、コースティックに強化が予告されたようだ。コースティックといえば今シーズンでは調整が入らなかったものの、シーズン8においては波乱の道をたどってきた(関連記事)。3月の大型アップデートにより、そのアビリティが大幅弱体化したのだ。まず、アルティメットアビリティNOXガスグレネードのクールダウンが2分30秒→3分30秒に増加。さらに戦術・Ult共通の調整として、NOXガスのダメージが変更となった。従来の6〜12ダメージではなく、1ティックごとに5ダメージで固定されたのだ。この処遇に対してコミュニティは反発。開発チームは、様子を見て今後も調整を続けていくとしていた。 

「英雄の軌跡」開幕時には特に性能の調整が入らなかった博士。彼の戦績は現状どうなっているのか、海外掲示板Redditのユーザーが開発者に直撃している。反応を寄せたのはリードデザイナーのDaniel Zenon Klein氏だ。同氏によれば、コースティックの勝率は先日の弱体化を受けてもほとんど変わらなかったという。具体的には、その勝率は5.1%から5.0%とごくわずかな幅で低下している。一方、ピック率に関しての影響は著しく、ナーフを受けてから博士を利用するプレイヤーは激減しているとのことだ。 
 

 
ピック率の大幅低下に対し、勝率はほとんど安定している現状。その理屈についてKlein氏は、弱体化を受けて残ったのが、コースティックメインのプレイヤーだけに絞られたからではないかとしている。精通したコースティック使いだけが残ったために、自主的に博士を選んだプレイヤーたちのはたらきが、弱体化による影響力に匹敵したのではないかとする見方である。 

一方、チームとしては今後のコースティックの行方も検討しているという。方針のひとつとしては、単純にガスのダメージをふたたび引き上げ、ちょうどいいポイントを探るというものがある。ただしKlein氏としては違う方向も模索したいと考えているという。ガスを利用したダメージ以外の効果についても検討していきたいそうだ。最終的な目標は、誰もがガスを恐れ、可能な限り早くガスから離れようとするほどの脅威をもつこと。現状ではそうした状態を実現できてはいないため、修正したいと考えているという。ただし具体的な時期はいまのところ未定とのことだ。 
 

 
現状でのコースティックのガスにはダメージのほか、50%の移動速度低下・スプリント不可といったデバフ効果が付与されている。今回のKlein氏の言動を踏まえると、今後のNOXガスにはさらなるいやらしい効果が与えられる可能性もありそうだ。博士の紆余曲折は、まだまだ続きそうな見込みである。