芸術的でシュールなパズルADV『Samorost 1』Steamなどで無料配信開始。リマスターにより、グラフィック&サウンド向上


チェコのデベロッパーAmanita Designは5月20日、ポイント&クリック型のパズルアドベンチャーゲーム『Samorost 1』の無料配信を開始した。対応プラットフォームは、PC/Mac (Steam/itch.io/App Store)/iOS/Android。2003年にブラウザゲームとしてリリースされたオリジナル版からグラフィックが向上し、新しい音楽が追加されたリマスター版となっている。 
 

 
『Samorost 1』は、ポイント&クリック型のパズルアドベンチャー。各ステージのギミックを動かしてパズルを解き、主人公を次の目的地へ誘導することで、ゲームが進んでいく。ボリュームとしては、10〜20分ほどでクリアできるため、気軽に遊ぶことができる。また、利用するストアによっては日本語対応の表示がない場合があるが、ゲームの進行に際して「言葉」による説明は行われないため、その点がプレイの妨げになることはない。 
 

 
本作の舞台は、宇宙に浮かぶ不思議な星。主人公は、自身の住む星に別の星が衝突しそうな角度で接近していることに気づく。近づいてくる謎の星に降り立って、星同士の衝突を防ぐことが本作の目的だ。顔面だけが実写のキャラクターや、変わった声で鳴く不思議な生き物が登場するなど、個性的でアーティスティックな雰囲気が魅力の本作。ゲーム進行とは関わりのないオブジェクトの反応にもこだわりが見られ、触っているだけで楽しめる作品だ。 
 

 

 
数々の独創的な作品を生み続けるAmanita Designの第1作目として、2003年にブラウザ向けにリリースされた本作。今回、PC/モバイル向け配信にあたってリマスターが施された。具体的には、グラフィックの向上と、新しい音楽の追加。音楽制作を担当したのは、『Samorost 2』『Samorost 3』など以後のシリーズや、同スタジオによる『 Machinarium ( マシナリウム)』などの音楽制作を担当したFloex氏だ。 

また、開発元のAmanita Designの公式YouTubeチャンネルでは、『Samorost』シリーズの制作過程を垣間見ることができるドキュメンタリー映像が配信されている。さまざまなモチーフを元に独特なグラフィックが作りあげられていく様子や、不思議な鳴き声を収録する様子などが紹介されている。 
 

 
『Samorost 1』は、PC/Mac(Steam/itch.io/App Store)/iOS/Androidにて、無料配信中だ。