『バイオミュータント』日本語字幕つき解説映像が公開。キャラクリやアクション要素を開発ディレクターが丁寧に紹介

THQ Nordicは5月18日、オープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』の新トレイラーを公開した。『バイオミュータント』アート&クリエイティブディレクターのStefan Ljungqvist氏が解説している。

THQ Nordicは5月18日、オープンワールドアクションRPG『バイオミュータント』の新トレイラーを公開した。トレイラーではアート&クリエイティブディレクターのStefan Ljungqvist氏によって、キャラクターカスタマイズやアクションについてなどさまざまな要素の解説がおこなわれている。なお、音声は英語だが、YouTubeの日本語字幕機能に対応している。 
 

 
今回公開されたトレイラーによると、『バイオミュータント』を一言であらわすと「オープンワールドの世紀末カンフー童話」だそうだ。構造的には『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に近く、そのほかにも『ラチェット&クランク』『デビル メイ クライ』『バットマン:アーカム』シリーズといったタイトルの影響を受けているそうだ。オープンワールドのマップの大きさは8×8平方キロメートルで、プレイヤーは自由にこの世界を走り回ることができる。 

キャラクタークリエイトについても解説があった。本作ではプレイヤー自身がキャラクターのステータスを決定することができ、そのステータスに応じてキャラクターの外見も変わってくる。外見は基本的には哺乳類だが、どんな動物がモデルなのかいろいろな想像ができるように作られている。装備面でのキャラクターカスタマイズも充実しており、服につける小物や帽子、ズボンなど、多岐にわたるデザインのものが実装されているようだ。武器に関しても同様である。 
 

 
『バイオミュータント』の世界には6つの「トライブ」が存在する。トライブはシーフーと呼ばれるリーダーに率いられた集団だ。トライブは光のオーラを有するものが3つ、闇のオーラを有するものが3つに分かれている。光は“善”に該当するオーラで、闇は“悪”にあたるオーラだが、オーラの色に関係なく、それぞれのトライブ同士は対立関係にある。主人公はこれら6つのトライブのなかから味方となるトライブをひとつ選ばなければならない。はじめは2つのトライブから味方を選択することになるが、ゲームが進行することで6つのトライブのなかから自由に味方トライブを変更できる。 

味方となったトライブの信念によって、主人公が世界の滅びとどう向き合うかが決まってくる。『バイオミュータント』の世界の中心には「生命の樹」と呼ばれる巨大な樹がそびえたっており、この樹が弱ることで世界に滅びが近づいているのだ。光のトライブはこの世界を救いたいと考えているので大樹の生存を、闇のトライブは世界が先に進むために浄化が必要だと考えているので大樹の破壊を目指すことになる。どちらを選択するかはプレイヤー次第だが、ゲームのエンディングにも影響する部分であることに留意しなければならないようだ。 
 

 

 
突然変異やアビリティなど、アクション部分の解説もあった。本作では「バイオミューテーション」と「サイミューテーション」の2種類のアビリティがあり、前者は物理的なアビリティ、後者は「X-MEN」のような超能力的なアビリティだ。バイオミューテーションの例としては眼前にキノコを生やすアビリティが挙げられた。このキノコに飛び乗ると通常ジャンプよりも高く跳躍することができる。主人公だけでなく敵を跳ねさせることもできるため、工夫次第でさまざまなアクションを楽しめるようだ。サイミューテーションの例では浮遊が挙げられた。探索できる場所が増えるほか、空中から遠距離攻撃が可能となるなど、戦闘にも活用できる便利なアビリティのようだ。例に挙げられたもの以外にも、動画中では巨大な泡のようなものを転がして周りを巻き込んだり、紫色のエネルギーによって敵を攻撃したりといったアクションが見受けられる。 
 

 
『バイオミュータント』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Humble)/PS4/Xbox One向けに5月25日(PC版は5月26日)発売予定だ。弊誌では実機プレイを踏まえたQ&A記事も公開しているので、購入の際はぜひ参考にしてほしい。 

Aki Nogishi
Aki Nogishi

ポストアポカリプスとドット絵に心惹かれます。AUTOMATONではFF14をメインに担当します。

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