美少女RTS『政剣マニフェスティア』Steam版配信開始。総理となり、ヤトーを戦挙で撃退

国内のゲーム開発会社テクノードは5月18日、『政剣マニフェスティア』Steam版をリリースした。『政剣マニフェスティア』は、総理となってヤトーと戦う戦略シミュレーションゲームである。

国内のゲーム開発会社テクノードは5月18日、『政剣マニフェスティア』Steam版をリリースした。価格は4100円。Steamのストアページには、製品版へ引き継ぎ可能な体験版も用意されている。
 

 
『政剣マニフェスティア』は、総理となってヤトーと戦う戦略シミュレーションゲームである。本作の舞台であるコッカでは、政剣を狙うヤトーの存在により、未曾有の危機が訪れていた。ヤトーは、邪悪な力で民衆を痛めつけ、地方へ出かけ、リョーシュー書を経費で落とし、女遊びにうつつを抜かすなど、悪逆非道に振る舞っているという。プレイヤーは、ナイカクという名前のマスコットに導かれ総理となり、政霊たちを率いてコッカを守ることとなる。
 

 

 
総理は、ヤトーからコッカを守るため、戦挙をおこなう。戦挙では、総理は味方の拠点から政霊を出撃させ、議事堂を守りつつ、敵の本陣を撃破できれば勝利となる。政霊たちにはそれぞれ出撃に必要なマナが、政霊の強さなどに応じて設定されている。マナは、解放された村から一定時間ごとに産出されるので、まずは政霊を指揮して村を解放。戦力を増やしながら政霊でヤトーを撃退し、戦挙の勝利を目指す。政霊には近接/射撃/魔法/重装といった種類や武器、個別のスキルなどが設定されている。また本作は、実在の人物などとは関係なく、ただの美少女が戦うファンタジーであると謳われているものの、ヒラリィ・イトウやリョーナ・ゼヨ・サカモト、タイス・イタガキといった名前の政霊たちが登場。どこかで聞き覚えのある政霊たちの名前も含めた、奇抜な世界観も本作の特徴だろう。
 

 
本作は、元々2016年からDMM GAMESにて配信されていたブラウザゲームである。いわゆるスタミナに相当するモチベや、ガチャに相当する任命など、基本プレイ料金無料のブラウザゲームでは一般的なシステムを採用。2020年7月までサービスがおこなわれていた。

運営型のゲームは、通常ならサービス終了にともないプレイできなくなる。しかし本作の場合には、ゲームやキャラクターを愛してくれるファンや開発者自身のため、タイトルをなんとか残すべく、Steam版リリースを目指すクラウドファンディングをCAMPFIREにて実施。最低目標額1000万円に対し、1602人から2690万円の資金が集まり、開発が進められてきた。なお、Steam版を目指す理由としては、元々しっかり考えて遊べるゲーム性をウリにしていたことや、運営型として継続するよりもゲームバランスのインフレなども防ぎやすく、プレイヤーにとってもメリットが大きいことが挙げられていた。このたびリリースされたSteam版ではDMM GAMES版とは異なり、選挙をおこなうために必要なモチベが撤廃。任命も従来のランダム排出ではなく、チケットを消費し、任意の政霊を指名するシステムへと変更されているなど、ゲームの提供形態の変化にともなう調整も加えられている。
 

 
『政剣マニフェスティア』Steam版は4100円で配信中。ストアページからは、製品版へ引き継ぎ可能な体験版もダウンロードできる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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