終末写真撮影アクション『ウムランギジェネレーション』Nintendo Switch版が6月5日発売へ。レンズを覗き、終わりゆく都市を切り取る

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弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMは5月15日、『ウムランギジェネレーション』Nintendo Switch版を6月5日に発売すると発表した。Nintendo Switch版は、DLCを含めたスペシャルエディションとして販売。通常価格は2480円となっているが、20%オフのリリースセールも予定されている。
 

 
『ウムランギジェネレーション』は、滅びの差し迫った都市の光景をレンズに収める、サイバーパンクフォトグラフィカルアクションゲームである。本作の舞台になるのは、近未来のニュージーランドだ。作中のニュージーランドには、未曾有の危機が訪れていた。都市を囲む防壁。空を飛び交う戦闘機。響く銃声と、傷ついた兵士たち。戦闘が発生していなくとも、街中にはカツオノエボシのような何かが散らばっており、赤く染まった空は終わりを予感させる。

本作の主人公は、そんなニュージーランドのタウランガ市で、写真家兼配達員として働く若者だ。特別な才能や戦う技術を持たない主人公は、終末が刻一刻と迫る中、写真の撮影や配達の仕事をこなしながら、仲間たちと日々を過ごしていた。本作はそんな主人公の視点から、終わりが差し迫った都市の光景を切り取った作品である。
 

 

 
都市には危機が迫っているが、主人公はそんな状況下でも働き、お金を稼ぐ。作中では、主人公は主に写真家として活動しているため、非日常の光景をレンズに収め、報酬を得ていく。ステージごとに「フォトバウンティ」という目標が設定されている。たとえば、友達を3人まとめて映す、死体袋を映すなど、条件を満たした写真を撮影することで、目標を達成。少し時系列が進んだ異なるロケーションのステージが順に開放されていき、未知の敵と戦う人類の抵抗と、主人公たちの物語が描かれる。撮影した写真は、色/被写体/構図によって評価され、金額が表示。写真撮影では、魚眼レンズ/広角レンズ/望遠レンズといった複数のレンズが用意されているほか、露出や彩度といった撮影後の加工もでき、本格的な写真撮影が可能となっている。また、Nintendo Switch版では同梱されるDLC「ウムランギジェネレーション マクロ」では、本編よりも少し前の時系列が描かれる。
 

 

 
本作を開発したのは、ニュージーランドの先住民であるマオリ族の血を引くナフタリ氏だ。同氏は、『ジェットセットラジオ』のほか、「シン・ゴジラ」を始めとした庵野秀明監督作品に影響を受け、本作を開発。ウムランギとは、マオリ族の言葉で赤い空を意味するそうだ。また、本作は2020年5月にPC(Steam)版が発売されており、文化庁メディア芸術祭第 24 回エンターテインメント部門 新人賞を始め、多数の賞を獲得している。そうした賞によっても評価されたデザインセンスや世界観、メッセージ性なども本作の特徴だろう。

また、Nintendo Switch版ではジャイロ機能を使った写真撮影に対応。回転にあわせてモニター内の景色も変化し、実際のデジタルカメラを扱うような撮影が可能になっているという。自由に天候や時間を操作し、ランダムな撮影テーマが提示されるクリエイティブモード、ステージを素早くクリアするスピードランモードも追加されている。

『ウムランギジェネレーション』Nintendo Switch版はDLCを同梱し、通常価格2480円で6月5日発売予定。リリース時には、20%オフのセールも予定されており、1980円で購入できる。また、Steam版は通常価格1520円で配信中だ。

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