『CS:GO』のチキンの見た目がアップグレード。しかし同時に実装された有料サービスは不評気味

 

Valveは5月3日、『Counter-Strike: Global Offensive(以下CS:GO)』のアップデートを配信した。新スキンの追加や新たな戦績記録サービスの導入についても告知され、ファン注目を集める内容だ。その陰でチキン(ニワトリ)の見た目も向上されており、コミュニティの反応を集めている。

チキンは『Counter-Strike』シリーズの初期から登場しており、同シリーズのマスコット的存在でもある。付近のプレイヤーの行動に応じて「コケー!コケー!」と鳴きながら逃げたり、インタラクトすると連れ歩くこともできたりと、コミカルな挙動でファンから愛されるキャラクターだ。

Image Credit: Counter-Strike Wiki/Surfee


『CS:GO』開発チームもチキンがお気に入りのようで、ハロウィンやイースターなど折に触れてイベントに合わせた姿を与えられている。今回のアップデートでは、そんな愛されキャラ、チキンのグラフィックがよりリアルに向上されている。

今回のアップデートによって、チキンのモデルがより実際のニワトリに近い見た目になっており、カラーバリエーションも追加されている。また、チキンが撃たれた際に撒き散らされる羽根も本体のカラーに応じて変化するとのことで、気合を入れた作り込みがうかがえる。

『CS:GO』公式Twitterアカウントもチキン推しのようで、記事執筆現在の固定ツイートは、刷新されたチキンの画像となっている。リプライ欄は大喜利のような状態で、ユーザーがチキンについての冗談やミームを楽しげに交わし合っている。


なお、同アップデートでは戦績記録サービス「CS:GO 360 Stats」についても告知されている。これは大型アップデート「Operation Broken Fang」で追加されたトラッキング機能を受け継ぐもので、同イベントの終了に伴い、月額105円の月額課金型で提供されるとのことだ。

しかしながら、無料で利用できていたものが有料化されるとのことで、「CS:GO 360 Stats」についてはコミュニティ内から批判的意見が寄せられている。Twitter上では、今回のチキンの画質向上にひっかけて「このチキンも月1ドルかかる?」といった皮肉めいたコメントが見られた。ほかにも、チキンの見た目を良くするくらいなら、チーター対策などほかの課題に力を注いでほしい、という不満の投稿も寄せられている。


賛否を呼ぶ新サービスに伴って発表されたことで、やや批判に巻き込まれたチキンの画質向上。しかし、コミュニティには新チキンを歓迎し、その遊び心を面白がるプレイヤーも多い。『CS:GO』の、今後のアップデートにも注目したい。