ゾンビFPS『感染メイズ』SteamにてVer1.0リリース。妹を助けるため、感染者で溢れた病院の地下深くへ

まさとこ氏は5月5日、『感染メイズ』のバージョン1.0をリリースした。『感染メイズ』は、病院内で感染者たちと対峙するゾンビサバイバルホラーFPSである。

国内の個人ゲーム開発者まさとこ氏は5月5日、『感染メイズ』のバージョン1.0をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本語および英語字幕に対応し、通常価格は820円。5月8日までの期間は、15%オフの697円で販売されている。


『感染メイズ』は、病院内で感染者たちと対峙するゾンビサバイバルホラーFPSである。本作の主人公は、看護師の妹をもつ人物だ。ある夜、主人公が自宅で過ごしていると、妹から助けを求めるメッセージが届く。妹は、その夜も職場の加藤病院に勤務していたが、ある患者が暴れだしたことをきっかけに、看護していた同僚や院内の人たちがおかしくなってしまった。警察に通報すると自分もまとめて処理されかねないために、主人公へ助けを求めてきたのだという。主人公は、最初はアプリに届いた妹のメッセージを怪訝に思っていたが、必死な様子から深刻な状況を察知。妹がいるという地下7階を目指し、病院へと足を踏み入れる。


病院内には、何かに感染した患者や病院のスタッフたちが、正気を失った状態で徘徊している。主人公は、病院内で手に入れたデッキブラシや麻酔銃を使って彼らを撃退。各階層を探索し、物資やカギを手に入れながら、地下深くへと進んでいく。

主人公は、麻酔銃を難なく扱えるものの、攻撃は武器に依存しており、何ももっていない状態で追い詰められれば感染者にやられてしまう。走って逃げようとしても、スタミナの概念があるほか、感染者たちは音に反応し、無闇に走り回ると危険を招く。麻酔銃自体も、胴体に撃ち込んでも効き目が薄く、しっかり頭部を狙って撃つ必要がある。そのため、本作ではある程度緊張感のあるゲームプレイが展開される。壁面が血で染められた暗い病院内のグラフィックや、嫌悪感のある変異した敵のデザイン。一度認識したアイテムがも表示される親切なミニマップと階層クリア後のセーブも本作の特徴だろう。


本作を開発しているのは、個人ゲーム開発者のまさとこ氏だ。本作は、本来は1年間の早期アクセス配信が予定されていたが、2020年5月の配信開始時に誤って製品版としてリリース。以降は、大型アップデートによりゲームプレイやグラフィックが大幅に変更されるなど、アップデートが重ねられてきた。リリース当時と大型アップデート後の動画を見比べると、別のゲームに見えるほどの進化を遂げている。また、2021年2月に配信された大型アップデート(V0.22)以降の調整としては、敵がアイテムを落とす仕様やハードモードの追加、テクスチャの全面的な変更、バランス調整などがおこなわれているようだ。


『感染メイズ』は、Steamにて配信中。5月8日2時までの期間は、15%オフの697円で購入できる。また、詳細は不明であるものの、Nintendo Switchでのリリースも検討されているようだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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