錬金術RPG『最果てのクオリア』Steamにて配信へ。「ラグナロクエンジン」開発者による作品
国内のゲーム制作チームにゃっほい屋は5月1日、『最果てのクオリア』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページによると、5月18日の配信が予定されている。
『最果てのクオリア』は、錬金術を使って素材を生み出す、ターン制戦闘のRPGである。本作の舞台は、かつて石ころを金に変換できる魔法「錬金術」が興隆していた世界。しかし、現在錬金術はすっかり衰退してしまい、錬金術発祥の地であるという村メルトリアでも、ガラクタを集めて生計をたてる細細とした生活が営まれていた。本作の主人公アニシアは、現代に残っている数少ない錬金術師の1人である。解析師のルティと共にメルトリアへやってきたアニシアは、師匠から教わった錬金術師の理念「錬金術はみんなを幸せにする魔法」を胸に、新しい生活を送ることに。錬金術発祥の地を舞台に、錬金術と人々の幸せにまつわる物語が描かれる。
アニシアは錬金術の力により、幻素(クオリア)を使って新たな素材を生み出せる。といっても原料は必要なので、まずは原料を手に入れるためマップ上を探索。採取や魔物との戦闘によって、原料を入手していく。魔物から原料を入手するには、「80以上のダメージで倒す」や、「背後からの攻撃で倒す」など、条件が設定されている。複数の条件を一度に満たすと、大量のアイテムが一気に獲得できることもあるという。
錬金術では、入手した原料に含まれる幻素を使い、素材を錬成する。スクリーンショットを見る限りでは、原料にはそれぞれいくつかの要素が設定されており、目的の素材に必要な幻素を満たすことで、素材が錬成できるようだ。また作り出した素材は、村人に加工してもらうことで新たな武器や防具に。素材の獲得と装備の刷新により、アニシアたちは強く成長していくのだろう。
本作を開発しているのは、国内のインディーゲーム制作チームにゃっほい屋である。同チームのにゃっほい氏は、同人ゲームサークルえーでるわいすの手がけた稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』に使用されたC++のマルチプラットフォームライブラリ「ラグナロクエンジン」の開発者。2019年から制作が進められてきた『最果てのクオリア』の開発に、どのような開発環境が採用されているかは不明であるが、彼らの技術力をもって開発されていることは間違いないだろう。
『最果てのクオリア』は、Steamにて配信予定だ。