配信者育成ADV『NEEDY GIRL OVERDOSE』Steamにて6月5日配信へ。承認欲求強めの女の子とつよつよ配信者を目指す病みの日々、主題歌KOTOKO

WHY SO SERIOUS?は4月28日、『NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディガールオーバードーズ)』を6月5日に配信開始すると発表した。『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、承認欲求に囚われた女の子を育てるADVである。

国内のインディーゲームレーベルWHY SO SERIOUS?は4月28日、『NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディガールオーバードーズ)』を6月5日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は1680円。あわせて主題歌MVがYouTubeにて公開されている。


『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、承認欲求に囚われた女の子を育てるADVである。本作のメインキャラクターは、主人公の“ピ”と向精神薬が好きで、すぐに調子に乗る女の子あめちゃん。性格の悪い(とされる)彼女は、女性配信者「超絶最かわてんしちゃん」としてオタクに媚び、性格の良いフリをしながら活動している。しかし、配信で寄せられるコメントはまばらで、チャンネルの登録者数やSNSのフォロワー数も少ない状態だ。彼女のピである主人公は、オーバードーズをきめちゃったり、ちょっぴり病んだりしている彼女の行動を指示。色付きのチャットがバンバン飛び交う人気配信者へと、あめちゃんを育てることになる。なお本作におけるピとは、恋人を意味するピやプロデューサーのPなど、さまざまな意味合いが混ざっているそうだ。


主人公は、PCの画面越しにあめちゃんの行動を指示する。画面内に表示されたウィンドウやアイコンを選ぶと、選んだ行動に応じてフォロワー数/注目度/好感度/ストレス/やみ度といったパラメーターが増減する仕組みだ。行動の結果は、SNSの表/裏アカウントのツイートや、長文のメッセージなどでも描写。パラメーターによって、さまざまな理由から病んだり、ピに危害を加えたり、違う世界へと行ってしまったりなど、マルチエンディングへと分岐していくという。

配信以外には、ストレスのなくなるおクスリや主人公とのデート、出会い系でのほかの男とのデート、ちょっぴりえっちな行動も用意されている。ただし、あめちゃんのメンタルを健全にしすぎてしまうと、承認欲求が失われてしまうほか、機嫌や不思議な理由で指示を断られることもあるそうだ。承認欲求の強い女性とインターネットの関わりをダークに描いたゲームプレイが本作の特徴だろう。


本作では、フリーライターとして活動するにゃるら氏が企画/シナリオを担当。音楽については、ホロライブゲーマーズのテーマ曲なども手がけたAiobahn氏が制作するなど、若い世代に人気のあるクリエイターたちによって制作が進められている。一方、主題歌「INTERNET OVERDOSE」は、数々のゲーム主題歌を歌い上げてきたKOTOKOさんが歌唱を務めている。KOTOKOさんへのオファーは、にゃるら氏とAiobahn氏両名の熱い訴えかけにより決定。どこか懐かしい、新旧のインターネット文化を感じさせる楽曲となっている。


『NEEDY GIRL OVERDOSE』は、Steamにて通常価格1680円で6月5日配信開始予定。本作のパブリッシャーWHY SO SERIOUS?のTwitterアカウントでは、抽選で3名にAmazonギフト券1万円分が当たるフォロー&リツイートキャンペーンもおこなわれている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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