『マインクラフト』最新スナップショットにて、一部の新規要素が取り下げへ。高度限界が元通りになるなど、分割配信に向け仕切り直し


Mojangは4月14日、『マインクラフト』Java版において最新スナップショット「21W15A」を公開した。今回は、直近のスナップショットにおいて追加されていた地形生成にまつわる要素が削除されている。 Mojangは次期大型アップデート「Caves and Cliffs(洞窟と崖)」について、夏と年末に分割して配信することを発表(関連記事)。技術的挑戦などを鑑みての判断だそうで、今回のスナップショットでも技術的に実装・調整が難しい部分が一旦取り下げられているかたちだ。 

具体的には、ワールドの限界高度がバージョン1.16時点のものに戻される。2月のスナップショット21W06Aでは高度の下限・上限が-64〜320にまで拡張されていたが、こちらは以前の0〜255に戻されるようだ。同時に、ノイズ洞窟や帯水層といった地形も生成されなくなる。また高度限界が元に戻った影響で、長らく調整が施されていた鉱物の分布もバージョン1.16時点のものに再設定。銅はy=0〜192の間で生成され、高度96付近でもっともよく発見できるようになっている。また凝灰岩はy=0〜16の間で塊として見られるようだ。 
 

 
また仕様が元に戻された影響で、旧スナップショット21W05Bより以前に作られたワールドがふたたび開けるようになった。代わりに直近の21W06A〜21W14Aで生成されたワールドは利用不能となっている。今回取り下げられた新規要素については、データパックを利用すれば、試験的に高度限界を拡張済みのワールドでも遊ぶことが可能だそうだ。ただし、21W05B以前のワールドにデータパックを適用することは不可能なため、新たにワールドを生成して遊ぶ必要がある。またあくまで試験的なものなので、データパックで生成したワールドが今後のバージョンでも動作する保証はないとのこと。 

このほか、細かな変更点が加えられている。今月頭の21W13Aにて追加されたMob、ヤギの挙動が調整されており、動くものすべて(および防具立て)に激しくぶつかってくるように。また知能を得たのか、粉雪の上は避けて通るようになったようだ。クリーパーもヤギとの争いを避けるようになっているという。ほか、骨粉を使用時に専用のシャカシャカしたSEが鳴るように。クリエイティブメニューにおける建築タブのブロックの並び順が変更されるなど、UIの微調整にも手が加えられているようだ。また前回のスナップショット21W14Aにて登場した「生鉱石」にもわずかな変更(関連記事)。生鉱石のテクスチャーが変わり、コンパクトなバージョンをクラフト可能となった。 
 

 
今回のスナップショットでは、これまで追加されてきたものが一旦取り去られたかたちだ。少し寂しくはあるものの、各要素がよりブラッシュアップされた状態で実装される日を楽しみにしておこう。『マインクラフト』次期大型アップデート「Caves and Cliffs(洞窟と崖)」は、今年夏と年末の2回に分けて配信を予定している。