オープンワールド工場建設シム『Satisfactory』大型アプデ「Update#4」がアーリーアクセス版に配信開始。20%オフセールも開催中

 

Coffee Stain Studiosは4月14日、オープンワールド工場建設シミュレーション『Satisfactory』の大型アップデート「Update#4」をEarly Accessビルド向けに配信した。本作には試験版であるExperimental版と本公開版であるEarly Access版の2種類のビルドが存在し、すでにExperimental版へはアップデートが配信されていた(関連記事)。Experimental版は新要素のテスト的意味合いが強く、バグも少なからず存在する不安定なビルドだ。ここでプレイヤーから寄せられたフィードバックをもとにEarly Access版への実装が進められる。ドローンやホバーパックといった目玉要素が満載のUpdate#4だが、本日からは満を持してEarly Access版でも遊べるようになる。

Update#4のEarly Access版はExperimental版と比べて大きく変わった点はないようだ。新たにTier 8のマイルストーンが実装となり、新たな資源「窒素ガス」や装備品、生産設備などが追加された。Tier 7までに実装されていたレシピにも一部変更が加えられている。目玉となる設備には、ドローン関連の設備、照明、ホバーパック、量子加速器などが挙げられる。以下で見どころを紹介しよう。


ドローンは長距離の輸送を目的に設計された設備だ。一度に大量の輸送を行うことはできないものの、マップ上を素早く移動することができる。ドローンパッドを設置するだけで稼働させることができるため、レールの敷設や自動運転の制御が厄介な列車やトラックよりも小回りが効くのがメリットだ。バッテリーを供給すれば、ドローンパッドに資源とバッテリーを接続することで自動的に稼働してくれる。


室内向けの大型天井灯や、屋外向けのスポットライト、街灯といった照明たちも追加される。Update#4以前の『Satisfactory』では工場を明るく照らせるような設備は実装されておらず、工場夜景的な景観を作ることは難しかった。照明設備は色と明るさを設定することもできるため、工場を思い思いに彩ることが可能となる。照明設備はAWESOMEショップからクーポンで引き換え可能だ。


ホバーパックは新たな装備品として実装され、身につけることで飛行と滞空が可能となる。電力は近くの電柱や建物のコネクタから無線で消費し、飛行しながら建設を行うこともできる。電柱や設備がないと使用できないため遠征には向かないが、施設の見回りや高所での建設作業に役立つ装備となりそうだ。また、移動手段としては新たにジップラインも実装され、電柱間を高速で移動することも可能となった。


生産設備として量子加速器も登場する。電力消費は大きいが、Update#4では電力周りの仕様が変更となり、発電機が常に最大出力で稼働するようになった。余剰の電力は新たに作成可能となった電力貯蔵施設で貯蔵できるため、これらをうまく使って電力をやりくりすることで量子加速器を運用する必要がありそうだ。量子加速器からはプルトニウムペレットが生産できるほか、プロジェクトの進行に必要な「核パスタ」を作成することができる。


生産関連のバランス調整も行われ、ボーキサイトやアルミニウムといったTier 7の生産品を含むすべての生産ラインに調整が加えられている。ボーキサイト関連は特につまずくプレイヤーが多かったことが過去投稿された公式動画でも伝えられていた。また、原子力関連の生産ラインはバランスが取り直され、ウランペレットが削除されている。なお、Update#4以前のデータでこれらに関係するラインを構築していた場合は工場が稼働しなくなることもあり、その際は生産ラインの移築が必要となる。

すでにExperimental版でUpdate#4の内容をプレイしていた場合は、そのままEarly Access版のビルドに移行することができる。アップデート直後は設備の挙動や生産ラインが変化している可能性もあるため、念のためバックアップ用のセーブデータを作成しておくと良いだろう。

そのほかにも建物の設定がコピー&ペーストできるようになるなど、細かな調整やUIの変更、最適化やバグの修正なども行われている『Satisfactory』のUpdate#4。アップデートの全容を記したパッチノートはredditにて確認してほしい。『Satisfactory』はSteam/Epic Gamesストアにて配信中だ。なお、Steamでは4月17日まで、Epic Gamesストアでは4月19日午前1時までのセールが行われている。定価3180円の本作が20%オフの2544円で購入できるチャンスなので、気になっている方はプレイしてみてはいかがだろうか。