日本一ソフトウェアは4月15日、『真 流行り神3』を2021年7月29日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switchで、価格は税込7678円。2016年に発売された前作『真 流行り神2』から、5年ぶりのシリーズ新作となる。
『真 流行り神3』は、都市伝説が題材のホラーADV『真 流行り神』シリーズの3作目である。主人公の北條紗希は、G県警に所属する27歳の女性刑事だ。彼女は以前S県警に所属していたが、ブラインドマン事件に関わってから2年後、G県警へ異動。G県警に新設された怪事件を扱う部署「とくそう」へ所属し、G県で発生する都市伝説じみた事件を捜査してきた。隙間からこちらを覗き見る怪異、隙間女。メリーさんなどポピュラーな都市伝説が多数存在する、悪魔の人形。入浴中に亡くなった老人の遺体が湯船に崩れて広がる、人間シチュー。古寺で発見された二面多肢のミイラ、両面宿儺。友達の友達から聞いたような、不気味な都市伝説の数々へと立ち向かう。
北條紗希は、常軌を逸した怪事件を捜査する中で、事件を引き起こしたのは人間なのか、あるいは人知の及ばない何者かの仕業なのか、判断を迫られる。前作から引き続き各章の後半でストーリーが分岐するシステムが採用されており、人間の起こした事件として捜査すると科学ルート、怪異を原因として捜査するとオカルトルートへ分岐。どちらの捜査スタンスからでも、事件は解決可能になっている。しかし、事件の真相へ迫るには、科学とオカルトの双方の視点が必要になるそうだ。
本作では、前作で捜査一課に所属していたベテラン刑事の纐纈将臣と、エリートでオカルト否定派の新美心太郎の2人が「とくそう」の一員に。プレイヤーが選んだ選択肢は北條と相棒の愛染刹那で捜査を進める一方、選ばなかった選択肢は纐纈と新美が捜査するため、双方の選択肢について情報が得られるようになっている。科学/オカルト双方に造詣の深い如月蜜子も前作から引き続き登場する。また、本作では恐怖演出がさらに強化されている。従来のシリーズでは、カットインや一枚絵によってシーンが演出されてきたが、今作では一枚絵に動きが加わり、怪異がそこにいるような鮮明な恐怖が描かれるそうだ。システム面では、ストーリーの要所で自問自答するセルフクエスチョン、勇気をもって重要な決断を下すカリッジポイント、嘘で真実を暴くライアーズアート、キーワードを当てはめて事件を整理する推理ロジックが引き続き導入されている。
『真 流行り神3』は、PlayStation 4/Nintendo Switch向けに、税込7678円で7月29日発売予定だ。