一部のPS3タイトルにて「パッチがダウンロードできない」との報告が海外で寄せられる。一時的な不具合か否か、コミュニティ疑心暗鬼


現在一部のPS3タイトルについて、パッチがダウンロードできないとの報告が寄せられている。PlayStationプラットフォームのトロフィーに関連する非公式コミュニティサイトPSNProfilesのフォーラムにて、事例が挙がっているようだ。

同フォーラムユーザーのDeidaraTV氏は4月3日、自身が所有するPS3のパッケージ・ダウンロード版ゲームについて確認したところ、一部のタイトルは起動時に自動でパッチをダウンロードせず、また手動で更新をチェックしてもダウンロードしない状態にあるという。パッチを導入できない、すなわちゲームを最新の状態にできないということは、たとえばバグの修正を適用できなかったり、オンラインプレイが不可になることを意味し、多かれ少なかれゲームプレイに影響を与える。
 

 
DeidaraTV氏の投稿に対し、ほかのフォーラムユーザーからも動作報告が寄せられている。現時点でパッチをダウンロードができないとされているタイトルは、たとえば『グランツーリスモ5』(EUバッケージ版)・『リトルビッグプラネット Game of the Year Edition』(EUパッケージ版)・『Battlefield 4』(EUダウンロード版)・『Need for Speed: Shift』(EUダウンロード版)・『鉄拳タッグトーナメント2』(USディスク版)・『FUEL』(日本パッケージ版)・『風ノ旅ビト』(EUダウンロード版)など。

フォーラムでは、ユーザーの居住地域によってはパッチダウンロードの可否が分かれるタイトルがあることも報告。ただ『ストリートファイターIII 3rd Strike Online Edition』(USダウンロード版)や『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』(USパッケージ版)などでは、居住地域にかかわらずパッチをダウンロードできない状態だという。こうしたゲームを含め、フォーラムでは35タイトルほどがリストアップされている。
 

 
フォーラムにて報告されたPS3タイトルについて、なぜパッチをダウンロードできない状態にあるのか、SIEからは特にアナウンスはなく原因は不明。一時的な不具合か否かも分からない。コミュニティでは、今年7月にPS3の一部サービスが終了することと関連した動きなのではと勘ぐる意見が一部に見られる。SIEは今年3月30日、PS3でのコンテンツ購入機能について、7月2日をもってサービス終了すると発表した(関連記事)。

ただサービス終了後も、購入済みゲームの再ダウンロードは可能であると案内されている。であるならば、パッチの配信だけをストップすることはいささか不自然に思える。とはいえ、上に挙げたように影響は多数のタイトルに及んでおり、販売元もさまざま。ファーストパーティタイトルも含まれる。PS3でのデジタルコンテンツの新規購入機能は7月2日に終了するが、プレイヤーがその後もゲームを楽しむためにはパッチは不可欠。早期に問題が解決されることを望みたい。