『Skyrim』をベースにしたファンタジーRPG「Enderal: Forgotten Stories (Special Edition)」Steamにて配信開始。好評を博したModのSE版

ドイツのMod開発者チームSureAIは4月3日、『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』用のトータルコンバージョンMod「Enderal: Forgotten Stories (Special Edition)」Steam版を配信開始した。

ドイツのMod開発者チームSureAIは4月3日、『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition(以下、Skyrim SE)』用のトータルコンバージョンMod「Enderal: Forgotten Stories (Special Edition)(以下、Enderal SE)」Steam版を配信開始した。Steamストアページからダウンロード可能。日本語に対応しており、Steam上で『Skyrim SE』を所持していれば無料でプレイできる。


「Enderal SE」は、『The Elder Scrolls V: Skyrim』用の超大型Mod「Enderal: Forgotten Stories」の『Skyrim SE』対応版である。かつて魔術により不死性を得た、7人の魔術師がいた。彼らは100年で世界統一を成し遂げ、やがてライトボーンと名乗って信仰の対象になり、4000年にも及んで世界を支配していた。しかし3年前、ライトボーンが抵抗軍により打ち倒されると、今度は各地で権力を求めた争いが起こるようになってしまった。

本作の主人公は、ネーリム地方からエンデラル地方へ密航するべく、船倉に忍び込んでいた。父親から「母と妹を殺した」と責められる悪夢を見つつも、もう1人の密航者と共に船底で息を潜めていたが、ある日積荷を取りに来た船員に発見されてしまう。2人は、船員の無力化に成功したものの、彼らをどうするべきか思案しているところへ謎の魔術師が現れ、結果的に密航が露見。海上で船から放り出された主人公は、運良く海岸へと流れ着き、何ももっていない状態でエンデラルの地を冒険していく。


「Enderal SE」は、『Skyrim SE』用のModではあるものの、多数の要素が置き換えられており、『Skyrim SE』のエンジンを使った新たなファンタジーRPGになっている。具体的には、戦闘バランス、成長システム、魔法、武器、世界設定など、エンジン上に搭載されているコンテンツ群を一新。草原や砂漠、ジャングルや山岳地帯といった多彩なロケーションが用意されたフィールドには、メインクエストやロマンスもあるキャラクタークエストが用意されており、ノルド族たちの雪国ではなく、新しいファンタジー世界を冒険できるわけだ。

また、『The Elder Scrolls V: Skyrim』用の「Enderal: Forgotten Stories」と「Enderal SE」の内容は基本的に同じである。オリジナルの「Enderal: Forgotten Stories」Steam版では、9700件以上のユーザーレビューによりレビューステータス「非常に好評」を獲得。世界観、手作業で作られたフィールド、多面的なキャラクターたちの織りなすダークなストーリーなどが好評を博しているようだ。本作では、『Skyrim SE』がベースとなったことで、64bit対応によるパフォーマンスと安全性の向上、スムーズなグラフィックと照明効果、『Skyrim SE』で適応されたバグの修正などが行われているという。


「Enderal SE」Steam版は、『Skyrim SE』を所持していれば無料でプレイ可能。『Skyrim SE』とは異なるフォルダにインストールされるため、同作にModをたくさん入れた状態でも支障なく、並行プレイできる。また、『Skyrim SE』がベースであるため、本作もModに対応している。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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