サイコホラー『終焉介護』Steamにて配信開始。訪問介護先で恐怖に巻き込まれる、チラズアート新作

Chilla's Art(チラズアート)は4月3日、『終焉介護(The Caregiver)』をSteamにて販売開始した。『終焉介護』は、介護先の民家で事件に巻き込まれる、短編サイコロジカルホラーアドベンチャーゲームだ。

国内のインディーゲーム開発チームChilla’s Art(チラズアート)は4月3日、『終焉介護(The Caregiver)』をSteamにて販売開始した。日本語に対応しており、通常価格は520円。4月10日までの期間は、10%オフの468円で購入できる。


『終焉介護』は、介護先の民家で事件に巻き込まれる、短編サイコロジカルホラーアドベンチャーゲームだ。富田サチエは、老人ホーム「ひといき」で働く26歳の介護士である。サチエは、施設内での介護以外に訪問介護も担当しており、彼氏への愚痴をこぼしながらも介護士として忙しい日々を送っていた。

ある日、数日前から介護を担当している古賀宗一の娘から緊急事態だと連絡があり、サチエは退勤間近にひといきの近くにある古賀家へと向かうことになる。しかし、古賀家に足を踏み入れると、どういうわけか宗一と家族の姿が見当たらない。サチエは、相変わらず腐敗臭の漂う家の中を探索。やがて車椅子に座り、1点をじっと見つめる宗一を発見し、彼を介護していく中で、何かを目撃してしまう。。不穏な気配が漂う木造の民家を舞台に、介護士は恐怖に会う。


介護士として古賀家を訪れたあとは、まずは認知症を患っている宗一を風呂へ入れたりなど、介護を行う。しかし、家の中にはゴミが散乱しており、気になる臭いも漂っている。家の中を探索していると、何かの気配を感じる瞬間もあり、静寂が恐怖心を掻き立てる。嫌に生活感のある民家で仕事をこなしているうちに、徐々におかしな出来事が起こり始め、介護士も事件に巻き込まれていくわけだ。

本作のグラフィックには、VHS風のフィルターが強めにかかっており、不穏な民家を不気味なものに演出。キーアイテムなどは、基本的に緑色のマークでわかりやすく表示されており、進行しやすくなっている。また、本作ではPatreonの支援者たちがカードとして登場しているが、タイトル画面からサポーターコンテンツの設定は切り替えられる。


本作を開発しているのは、兄弟でホラーゲームを開発している国内の合同会社チラズアートだ。コンビニ夜勤中に怪異事件に巻き込まれる『夜勤事件』、夜の学校で怪異と対峙する『花子さん』など、低価格なオカルトホラー作品をリリースしており、VTuberやゲーム実況者を中心に人気を集めてきた。また同チームの作品は、『赤マント』に代表されるサバイバルホラーと、短編のアドベンチャー型ホラーに分類されるが、本作はゲームオーバーになるシーンこそあるものの、ストアページによると後者である雰囲気重視のアドベンチャー型ホラーであるそうだ。


『終焉介護』は、Steamにて現在468円で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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