『原神』PlayStation 5版発表、2021年中に配信開始へ。さらなる進化へ

 

中国のゲーム開発会社miHoYoは3月31日、『原神』PlayStation 5版を発表した。リリース時期は2021年中。ティザー予告概要欄やツイートには、まもなく配信開始との記述もあり、遠くない未来にPlayStation 5版が登場しそうだ。


プレスリリースによると、PlayStation 5版『原神』では、画質やパフォーマンス進化を遂げているという。具体的には、テクスチャの全面的なアップグレードと4K解像度でのゲームプレイ、ハプティックフィードバックへの対応により、ロード時間も大幅に改善されており、マップを移動する際もスムーズなゲーム体験ができるそうだ。

なお、PlayStation 4版『原神』がすでに配信されているが、当然ながら後方互換機能によりPlayStation 5での動作にも対応。昨年11月の時点で、ロード時間の短縮など良好なパフォーマンスを発揮するタイトルであると報告されていた(ResetEra)。具体的には、PS5で動かすPS4版は、60fpsに対応しており、PS4 Pro版と同じ解像度3360×2160で動作。(PS4版は1920×1080、PS4 Pro版は3360×2160)。PS5版で正式にPS5へ対応することで、4K解像度(3840×2160)に対応し、テクスチャの全面的なアップグードにより画質も向上するのだろう。


『原神』は、2020年9月よりPlayStation 4/PC/iOS/Android向けに配信中のオープンワールドアクションRPGである。主人公は、双子の兄あるいは妹。旅人と呼ばれる彼/彼女は、かつて世界を渡る力をもっており、数々の世界を巡っていた。しかし、ある時天理の調停者を名乗る何者かが双子の前に立ちふさがり、片方は囚われ、片方は力を失ってしまう。7つの元素があるテイワット大陸で目を覚ました双子の片割れは、謎の生物パイモンと出会い、生き別れた兄/妹を探して世界を巡る旅へ。かつて風神が治めていた自由の都「モンド」や、未だ岩神の影響が色濃く残る商業港「璃月」など、神話が終わりつつある世界を冒険する。


テイワット大陸には炎/水/氷/雷/風/岩/草の7元素が存在しており、登場するキャラクターたちは元素を操るための神の目を所持し、特定の元素を操る力を持っている。元素は、たとえば水元素の影響を受けた敵に氷元素を当てると凍る、氷元素の影響を受けた敵に炎元素を当てると溶解するなど、それぞれ影響を及ぼす。スキルなどを使い、元素反応を起こすと追加でダメージなどが与えられるため、4人まで編成できるPTメンバーを入れ替えながら戦うと、有利に戦闘が進められるわけだ。水面を短期間凍らせたり、草を燃やしたり、一部環境に影響を及ぼすこともできるほか、クライミングや空中での滑空といったアクションも用意されている。


アニメ風に表現された可愛い/カッコいいキャラクターたちや、オープンフィールドの広大な世界も本作の魅力だろう。共に冒険する仲間のうち、偵察騎士のアンバー/西風騎士団の図書司書リサ/インターネットで人気な騎兵隊隊長ガイアの3名はゲーム序盤で加入し、ほかのキャラクターについてはいわゆるガチャを通して仲間になる。フィールド上には、収集アイテムや宝箱、クエストなども用意されており、探索しがいのある内容になっている。


『原神』PlayStation 5版は、2021年中に配信予定。正式リリースについては、公式サイト上やTwitterで続報が発表予定とされている。また『原神』は、PlayStation 4/PC/iOS/Android向け配信中であり、Nintendo Switch版も発表されている。