『Risk of Rain 2』Steam向け2周年アップデートは3月25日配信へ、新サバイバー「Bandit」実装。有料拡張コンテンツも鋭意開発中
インディースタジオのHopoo Gamesは3月23日、『Risk of Rain 2』の2周年を記念するアップデートを現地時間3月25日に配信すると発表した。対象プラットフォームはPCで、コンソール版については追ってリリースされるという。合わせて、2021年のロードマップも発表された。
Hopoo Gamesの発表によれば、『Risk of Rain 2』はSteam版のみで400万本以上のセールスを記録したという。総プレイヤー数のうち、1時間以上プレイしたユーザーは88%。10時間以上プレイしたユーザーは57%を占める結果となっており、コアプレイヤーが多いことを数字が示している。レビューでは13万7000件以上の評価から「圧倒的に好評」との反響を受け取っており、スタジオの代表作となった。
今月25日に配信されるアップデートについては、正式リリースまでに間に合わなかった既存アイテムのログブックが更新されるようだ。追加されるテキストは88にのぼるとのこと。また新たなプレイアブルキャラクターとして「Bandit」が追加される。こちらは初代『Risk of Rain』にて登場していた生存者で、「全スキルのクールダウンリセット」などの能力を有していた。実は『Risk of Rain 2』におけるBanditは、内部開発段階で実装が中止となっていた経緯がある。同時に、ファンの間では破棄されていたBanditをModで実装する動きも盛んだった。当初よりスタジオの開発練度が上がったため正式に実装することが可能となったものの、開発チームとしてはMod版Banditも尊重したいとの意向。正規版・ファンメイド版双方をゲーム内で利用できるかたちでのリリースとなるようだ。
このほかアニバーサリーアップデートでは、マーセナリー・MUL-T・ローダー・REX・キャプテンの新スキルを導入。新ボスも登場するほか、累計走破時間やアイテム・キャラクターのピック率がわかるプロフィールカードも実装されるとのこと。さらに、昨年12月より予告されていた2021年度末の有料拡張コンテンツについても言及。こちらはステージやゲームモード、本編とは異なる最終ダンジョンなどが実装されるDLCだ(関連記事)。スタジオはアニバーサリーアップデートに備えて忙しくしていたものの、今後は暫時有料拡張コンテンツの開発にシフトしていくという。
なお、コンソール版におけるアニバーサリーアップデートはPC版より遅れての実装となるものの、有料拡張コンテンツについてはPC・コンソール双方の同時リリースを目指すという。パブリッシャーのGearbox Publishing内部チームと連携を進め、全プラットフォームで同時にコンテンツを展開できる体制を進めていくようだ。
『Risk of Rain 2』はSteamにて2570円で配信中。PC版アニバーサリーアップデートは現地時間3月25日に配信予定で、有料拡張コンテンツは2021年度第4四半期にリリースを予定している。