オンラインRPG『ロストアーク』3月31日に新大陸ヨーンを含む大規模アップデート配信へ。ティア2装備や宝石、レベル上限の解放も実施

ゲームオンは3月23日、『ロストアーク』のアップデート情報を公開した。多数のコンテンツが追加される大規模なアップデートが配信される予定だ。

ゲームオンは3月23日、情報番組「新大陸「ヨーン」実装!【Pmangのゲムづめ!#52】」内にて『ロストアーク』のアップデート情報を公開した。3月31日には新大陸ヨーン、ティア2装備や新たなエンドコンテンツ群など、多数のコンテンツが追加される大規模なアップデートが配信される予定だ。また、ハーフアニバーサリーを記念したイベントも実施予定となっている。なお、調整中のため発表された内容は変更の可能性もあるそうだ。

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3月のアップデートでは、まずは新大陸ヨーンが登場する。ヨーンは、かつてウマル族の職人が不毛な土地を開拓し、長い年月を経て作り出された地下国家のある土地である。地下空間でありながら、技術の粋を集めて造られた人工太陽で空間を照らすなど、環境的に不便な部分を技術力で補っている。しかし、彼らは自らの技術を過信し、自我を持つ魔剣べルクルーゼを作り出してしまう。プレイヤーは、エスターの後継者バフントゥルと共に、ヨーンを覆う黒い影を打ち払うことになるという。

ヨーンへの入場条件は装備レベル505以上であり、装備レベル達成後にヨーン大陸のクエストが進行可能になる。大陸の実装にあわせて、ヨーンでのメインクエストも実装。公開された動画内では、カーマインが「悪魔の血で満ちた呪われた地を案内してやろう」とどこかへ誘う、意味深なシーンも映されていた。ヨーン大陸の実装にあわせて、ジャンピング成長イベントも実施され、新キャラクターを装備レベル370までは無料ですぐに成長させられる。さらに今回は、特定の装備レベル達成で成長材料がもらえる成長支援箱の配布も行われる。成長支援箱は、装備レベル415までを支援するもので、対象はキャラクター単位。支援箱は今回だけではなく、常設のものになるそうだ。


3月のアップデート以降、『ロストアーク』には新たにティア2の装備群が登場する。ティア2装備とは、ベースの装備レベルが802の新しい段階の装備アイテム。これまでのベースが370のティア1装備とは再錬材料なども異なり、ティア2装備へと切り替えることで大幅に装備Lvが上昇する。+13(IL520)以上のティア1装備は、ティア2装備への強化値の継承にも対応。具体的には、ティア1装備の+15相当なら、ティア2装備の+3相当に。ティア1装備の+20なら、ティア2装備の+8装備になる。なお、ティア1からティア2への強化素材の引き継ぎはできないそうだ。


装備関連の大きなものとしては、新たに宝石が導入される。宝石システムは、装着した宝石の種類により、クールタイム減少かダメージ増加が特定のスキルに付与されるもの。宝石は2種類あり、装備した宝石の種類により、清明の宝石ではダメージ増加、遠海の宝石ではクールタイムの減少が得られる。ティア2のアクセサリーには、たとえばネックレスなら3枠、指輪なら2枠など宝石の装着枠が用意されており、専門のNPCをとおして宝石をアクセサリーに装着することで、特定のスキルが強化される仕組みだ。

また宝石にはレベルの概念があり、3月のアップデート後の段階では、1から3レベルの宝石がドロップする。さらに同じレベルの宝石を3つ集めて合成すると、上位レベルの宝石が作成可能。Lv10になるとクールタイム減少が20%得られるなど、強力な効果が付与できるそうだ。宝石の装着には特に費用などはかからないが、宝石の強化対象となるスキルの変更にはレベルに応じたシリングが必要となる。また、クールタイムとダメージ増加は共存できるものの、たとえば同じスキルを対象とした清明の宝石を2箇所に装着しても効果は重複せず、高い効果のものだけが適用される。


レベルの上限解放も行われる。戦闘/生活レベルの上限がこれまでの50から55に。遠征隊レベルの上限も100から150になり、遠征隊レベルの達成報酬も追加。さらに、スキルレベルの上限も10から11になる。ただし、スキルレベルの上限は戦闘レベル55の達成後に解放され、バードの守護の演奏、ソウルマスターの内功放出など、一部のスキルはスキルレベル10が最大のまま。また、レベル10から11へするためには、スキルポイントが6必要になる。カオスダンジョンでの獲得経験値が増加しており、ヨーンのメインクエストに加えてカオスダンジョンがレベリングの場所にもなるそうだ。放送内では、戦闘レベルを55にするための必要経験値は多いため、気長にやっていただければとも語られた。細かな点では、ヒーロー等級の刻印書の登場も発表。アビスダンジョンなどで、途中でログアウトしてしまうと回数が消化されてしまう問題があったというが、今回のアップデートではそうした細かな問題も解消されているそうだ。


ティア2装備の登場にあわせて、もちろんエンドコンテンツにも上位のものが追加される。まずは、カオスダンジョンにヨーン「大地」および「時間」が登場。ヨーン「大地」は、1段階目が入場装備レベルが550となっており、装備Lv802のティア2装備やアクセサリーが入手可能に。ヨーン「大地」2段階は入場装備Lv810、ヨーン「時間」1段階は入場装備Lv825、2段階は入場装備Lv840、3段階は855となっており、「大地」第1段階で入手したティア2装備を強化することで、上位へと入場できるようになっていく。


アビスダンジョンには「傲慢の方舟」が登場する。1段階「嘆きの道」は、装備Lv825以上。2段階「失墜した誇りの溶鉱炉」は 装備Lv840。また、傲慢の方舟で手に入る素材では、3シリーズの装備群が作成可能に。それぞれ、2セット効果にHPが30%以下で、起き上がりスキル時にHPを毎秒4%ずつ5秒間回復する効果のある「傲慢」シリーズ。5セット効果で、攻撃命中時に一定確率で敵へ「べルクルーゼの瘴気の怒り」効果を発動させる「悲痛な懺悔」シリーズ。5セット効果で、ボス等級以上のモンスターへの与ダメージが12%増加する「切ない嘆息」シリーズとなっている。


ガーディアンレイドでは、ティア2の強化素材やアクセサリーが入手可能に。巨大な体から闇を発する暗黒のレギアロス(推奨装備Lv802)、炎におおられた翼を持つヘルガイア(推奨装備Lv825)、暗黒を操るカルベントゥス(推奨装備Lv855)、光の翼をもち聖なる力ですべてを圧倒するアカテス(推奨装備Lv885)。4体の新しいボスに挑戦でき、それぞれ等級の異なるアクセサリーなどが報酬として設定されている。コンテンツ関連では、推奨装備Lv915でティア2の宝石やアクセサリーなども手に入るフィールドボスティファニー。秘密の地図などが手に入るカオスゲート「揺らめく疫病軍団」。新しい塔「運命の塔」の1階から25階。キューブの上位版エリートキューブ[ノーマル](推奨装備Lv802)。ボスラッシュ沈黙の回廊[ノーマル](推奨装備Lv802)も追加予定となっている。


また、洋上には新たに7つの島が登場する。幻想的なオーラが流れる美しい島「夢幻の島」。釣りをするクエストなどが用意されている釣り人の聖域「機会の島」。占領戦フィールドとなる海で亡くなった人の魂が集まる静寂なる「安息の島」。カボチャ神なる神を祀る奇妙な島「オルビス島」。青々とした草原が広がり新たな馬が手に入る「青風の島」。どこかに宝箱があるという「葦辺の島」(PvP可能)。マリィのクエストに関連する「孤立した永遠の島」が登場する。孤立した永遠の島では、マリィと出会うところから始まり、クエストの進行によって好感度NPCマリィの開放ができる。なおマリィの好感度を進めていくと、感動するようなムービーも流れるという。


また、『ロストアーク』ではハーフアニバーサリーを記念したイベントが開催される。ハーフアニバーサリーイベントでは、イラスト/スクリーンショットコンテスト、GMからの挑戦状(クイズ)、アンケート、Twitterリツイートキャンペーン、オリジナルグッズ製作プロジェクト、アバターが必ずもらえる事前ログインキャンペーンなどが実施予定。詳細は、3月24日のメンテナンス後に開かれるティザーサイトで発表されるそうだ。3月31日のメンテナンス後からは、外見を変更できる外見変更券などのプレゼント、装備Lv370までの無料ジャンピング成長を含め、さまざまなイベントやキャンペーンも実施予定とされている。


そのほか、有料のジャンピングチケットとして、段階を踏んだ上で415までキャラクターを成長させられるロヘンデルパスの登場も発表。新アバター「ウマル」アバターと、期間限定の赤と黒が基調の「薔薇」シリーズも登場予定とされている。番組の最後には、視聴者プレゼントも発表。今回の視聴者プレゼントは、ヒーロー好感度箱2個となっており、シリアルコードの期限は3月29日23時59分だ。


オンラインRPG『ロストアーク』は、ゲームオンよりPC向けに配信中。3月31日には、新大陸ヨーンの登場を含む大規模なアップデートが予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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